医用機器安全管理学 過去問と解説

全72問。解答と解説はクリックで開きます。

臨床工学技士国家試験の科目「医用機器安全管理学」から出題された全72問を、問題・選択肢・解答・解説の順にまとめました。苦手な科目を集中的に復習したいときにお使いください。

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第39回 午前全7問

問39 医用機器安全管理学

電撃に関する閾値で誤っているのはどれか。

  1. ミクロショックで心室細動を生じる商用交流電流:10nA
  2. マクロショックで心室細動を生じる商用交流電流:100mA
  3. 手で触れて感じる最小の商用交流電流:1mA
  4. 電線を握った手が自分で離脱困難となる商用交流電流:10mA
  5. 電撃閾値が変化し始める周波数:1kHz
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正解1

誤りは「1」。ミクロショックで心室細動を生じる商用交流電流の閾値は約100μA(0.1mA)であり、10nAは誤りです。(なお10μAはCF形装着部の患者漏れ電流の許容値で、心室細動閾値に約10倍の安全率をとった値です。)マクロショックの心室細動閾値100mA、最小感知電流1mA、離脱限界電流10mA、周波数1kHzは妥当な値です。

問40 医用機器安全管理学

正常状態の許容値が図1のME機器と図2のME機器で等しいのはどれか。(図参照) a.接触電流 b.接地漏れ電流 c.患者測定電流(交流) d.患者装着部から大地への患者漏れ電流(交流) e.SIPへ外部電圧を印加した場合の患者漏れ電流(直流)

第39回 午前 問40 の図
  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。接触電流・接地漏れ電流・SIPへの外部電圧印加時の患者漏れ電流(直流)は、装着部の形別によらず許容値が共通です。

問41 医用機器安全管理学

ME機器の患者漏れ電流で直流の許容値が規定される主な理由はどれか。

  1. 交流よりも感電閾値が低いため
  2. ミクロショックを生じやすいため
  3. 交流よりもF形装着部を通過しやすいため
  4. 電気分解による組織損傷の恐れがあるため
  5. 内部バッテリーで動作する機器があるため
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正解4

正解は「4」。直流電流は生体組織内で電気分解を起こし、組織損傷を招く恐れがあるため、患者漏れ電流の直流成分には特に厳しい許容値が規定されています。

問42 医用機器安全管理学

JIS T0601-1で規定されている図の漏れ電流測定用器具(MD)について正しいのはどれか。(図参照)

第39回 午前 問42 の図
  1. R₁とC₁とで高域遮断フィルタを構成する。
  2. R₂の抵抗値は10kΩである。
  3. 電圧測定器の入力インピーダンスは100kΩである。
  4. 電圧測定器の入力容量は150μFである。
  5. 漏れ電流値は電圧測定値をR₁で除して求める。
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正解1

正解は「1」。R₁とC₁で高域遮断(低域通過)フィルタを構成し、人体の周波数特性を模擬します。他の数値や算出方法は規定と異なります。

問43 医用機器安全管理学

接触電流を単一故障状態で測定するとき、漏れ電流測定用器具(MD)を接続する位置として正しいのはどれか。(図参照)

第39回 午前 問43 の図
  1. A-B間
  2. B-C間
  3. C-D間
  4. D-E間
  5. E-A間
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正解5

正解は「5」。接触電流は機器外装の金属部(E)と壁面接地端子(A)の間にMDを接続して測定します。

問44 医用機器安全管理学

人工呼吸器のテスト肺を用いた点検について誤っているのはどれか。

  1. 呼吸回路コンプライアンスの確認
  2. アラーム機能の確認
  3. モニタ機能の確認
  4. 換気モードの確認
  5. 換気能力の確認
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正解1

誤りは「1」。テスト肺を用いた点検では、アラーム・モニタ・換気モード・換気能力などの動作を確認します。呼吸回路コンプライアンスは回路自体の特性であり、テスト肺点検の目的ではありません。

問45 医用機器安全管理学

内容量40Lの大型二酸化炭素ボンベに用いられているガス別特定はどれか。

  1. DISS
  2. NIST
  3. おねじ
  4. ヨーク形
  5. ピン方式
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正解3

正解は「3」。大型の二酸化炭素ボンベでは、ボンベ弁の口金に「おねじ」式のガス別特定が用いられます。小型ボンベではヨーク形やピン方式(ピンインデックス)が使われます。

第39回 午後全8問

問38 医用機器安全管理学

事故とその原因について考えにくい組合せはどれか。

  1. 感染 ─ 手術室内の空調管理の不備
  2. 発火 ─ 酸素ボンベの急激なバルブの開放
  3. 感電 ─ ME機器の100V側電源導線の開路
  4. 火災 ─ アルコール消毒直後の電気メスの使用
  5. 熱傷 ─ 経皮的血液ガス測定用電極の同一部位での長時間使用
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正解3

考えにくいのは「3」。100V側電源導線の開路(断線)では電流が流れず感電は起こりにくいです。空調不備による感染、酸素バルブ急開放による発火、アルコール直後の電気メス使用による火災、同一部位長時間使用による熱傷はいずれも起こり得ます。

問39 医用機器安全管理学

非接地配線方式について正しいのはどれか。 a.設備側に絶縁変圧器を設けている。 b.全館停電時にも電源供給が確保できる。 c.ME機器の地絡時に漏電遮断器が作動する。 d.対地インピーダンスが50kΩ以下で警報を発する。 e.電路の二次側にはアイソレーションモニタを設けている。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解3

正解は「3(a・d・e)」。非接地配線方式は絶縁変圧器を設け、二次側にアイソレーションモニタ(絶縁監視装置)を備え、対地インピーダンスが約50kΩ以下に低下すると警報を発します。地絡時に即座に遮断はせず(警報のみ)、停電対策ではないため、b・cは誤りです。

問40 医用機器安全管理学

JIST1022で規定する接地極において、医用室に等電位接地が施されていない場合の接地抵抗の上限値[Ω]はどれか。

  1. 0.1
  2. 0.5
  3. 1.0
  4. 5.0
  5. 10
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正解5

正解は「5」。JIS T1022では、等電位接地が施されていない医用室の接地抵抗の上限値は10Ωと規定されています。

問41 医用機器安全管理学

定格電流10AのME機器の保護接地回路抵抗をJIST0601-1に基づいて測定したところ、電圧計の表示値が1.5Vであった。このME機器の保護接地回路抵抗[mΩ]はどれか。

  1. 60
  2. 75
  3. 100
  4. 120
  5. 150
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正解1

正解は「1」。保護接地回路抵抗の測定電流は25Aです。抵抗R=V/I=1.5V/25A=0.06Ω=60mΩとなります。

問42 医用機器安全管理学

JIST7101において静止圧状態の標準送気圧力[kPa]が最も高いのはどれか。

  1. 酸素
  2. 二酸化炭素
  3. 治療用空気
  4. 手術機器駆動用窒素
  5. 亜酸化窒素(一酸化二窒素)
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正解4

正解は「4」。手術機器駆動用窒素の標準送気圧力が最も高く設定されています(900kPa台)。酸素・二酸化炭素・治療用空気・亜酸化窒素は約400kPa前後です。

問43 医用機器安全管理学

ME機器の信頼性について誤っているのはどれか。 a.故障率はMTBFの逆数として算出できる。 b.保守点検を行うことでMTTRが延長できる。 c.初期故障期間中の故障率は比較的一定である。 d.偶発故障期間中の故障率は比較的低い。 e.固有アベイラビリティは機器の使用可能な時間的割合を表す。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解3

誤っているのは「3(b・c)」。MTTR(平均修復時間)は短いほど良く、保守で延長されるという記述は誤りです。初期故障期間の故障率は時間とともに減少し「一定」ではありません(一定なのは偶発故障期間)。故障率=1/MTBF、偶発期の低故障率、固有アベイラビリティの記述は正しいです。

問44 医用機器安全管理学

同じ病棟において小電力医用テレメータによる混信の原因とならないのはどれか。

  1. 近接するチャネルの使用
  2. 異なるメーカの同一チャネルの使用
  3. ゾーン表示色の異なる送信機の使用
  4. 同一ゾーンにおける同一バンドの送信機の使用
  5. テレメータ・テレコントロール機器使用下でのバンド3の使用
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正解3・4

正答は「3・4」(どちらも正解として扱われます)。ゾーン表示色の異なる送信機の使用(3)や同一ゾーンでの同一バンド送信機の使用(4)は、直ちに混信の原因になるとは限りません。近接チャネルの使用や異なるメーカの同一チャネルの使用は混信の原因となります。

問45 医用機器安全管理学

PL法において賠償責任を問われるのはどれか。

  1. 医療機器安全管理責任者
  2. 医療安全管理者
  3. 病院管理者
  4. 販売業者
  5. 製造業者
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正解5

正解は「5」。PL法(製造物責任法)で賠償責任を問われるのは、製造物を製造・加工・輸入した製造業者等です。

第38回 午前全7問

問39 医用機器安全管理学

1kHzでの最小感知電流が1mAとすると、100kHzではおよそ何mAになるか。

  1. 0.1
  2. 1
  3. 10
  4. 100
  5. 1000
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正解4

正解は「4(約100mA)」。電撃の感知・反応の閾値は約1kHzを超えると周波数に比例して上昇します。1kHz→100kHzで約100倍となり、1mA×100=約100mAになります。

問40 医用機器安全管理学

ME機器について正しいのはどれか。 a.B形装着部は外部電圧の印加に対して保護されている。 b.CF形装着部はミクロショック対策が施されている。 c.内部電源ME機器の電源はフローティングされている。 d.クラスⅠのME機器は接地極付2極(3P)プラグが必要である。 e.クラスⅡのME機器の追加保護手段は基礎絶縁である。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解4

正解は「4(b・c・d)」。CF形はミクロショック対策、内部電源機器の電源はフローティング、クラスⅠは3Pプラグで接地します。外部電圧保護はF形(BF/CF)、クラスⅡの追加保護は補強絶縁(二重絶縁)です。

問41 医用機器安全管理学

非接地配線方式の構成に含まれないのはどれか。

  1. 漏電遮断器
  2. 絶縁変圧器
  3. 絶縁監視装置
  4. 電流監視装置
  5. 過電流警報装置
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正解1

正解は「1」。非接地配線方式は絶縁変圧器・絶縁監視装置などで構成され、地絡時に電源を遮断しない(=手術中の停電を避ける)ため漏電遮断器は用いません。

問42 医用機器安全管理学

JIS T0601-1で規定する電気的な単一故障状態はどれか。 a.3Pプラグの接地ピンの折損 b.電源導線のいずれか1本の断線 c.強化絶縁の短絡 d.電源導線と金属筐体の接触 e.沿面距離または空間距離のいずれかの短絡

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。単一故障状態には保護接地線の断線(接地ピン折損)、電源導線1本の断線、沿面・空間距離の短絡などが該当します。強化絶縁の短絡や筐体接触は該当しません。

問43 医用機器安全管理学

JIS T0601-1で規定されている図の漏れ電流測定用器具(MD)について正しいのはどれか。(図参照) a.R₂は10kΩである。 b.R₁とR₂には無誘導抵抗器を用いる。 c.R₁とC₁で遮断周波数1kHzの低域通過フィルタを構成している。 d.電圧測定器の指示値が100mVのとき、漏れ電流値は100μAである。 e.電圧測定器の入力インピーダンスは100kΩである。

第38回 午前 問43 の図
  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解4

正解は「4(b・c・d)」。このMDはR₁=10kΩ、R₂=1kΩ、C₁=0.015μFで、R₁・R₂には無誘導抵抗器を用い(b)、R₁とC₁で人体の周波数特性を模擬する低域通過フィルタ(遮断約1kHz)を構成します(c)。電圧測定器はC₁側に接続されており、低周波ではR₁での電圧降下が無視できるため、指示値は1kΩ相当(R₂両端)の電圧に等しくなります。よって漏れ電流=電圧÷1kΩで、指示100mVなら100μAです(d)。aはR₂が1kΩなので誤り、eは入力インピーダンスがこれより十分高い(約1MΩ)ので誤りです。

問44 医用機器安全管理学

ボンベ内の液化二酸化炭素の重量が2.5kgのとき、およそのガス残量[L]はどれか。 ただし、二酸化炭素のモル質量は44g/mol、モル体積は22.4L/molとする。

  1. 150
  2. 360
  3. 500
  4. 750
  5. 1200
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正解5

正解は「5(約1200L)」。物質量=2500g÷44g/mol≒56.8mol。体積=56.8mol×22.4L/mol≒1273L≒約1200Lとなります。

問45 医用機器安全管理学

誤っている組合せはどれか。

  1. FMEA - 故障モード影響解析
  2. FTA - 故障の木解析
  3. MTBF - 平均動作不能時間
  4. MTTR - 平均修復時間
  5. アベイラビリティ - 機器の利用可能な確率
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正解3

誤りは「3」。MTBF(Mean Time Between Failures)は平均故障間隔(動作可能な時間の平均)です。平均動作不能時間ではありません。

第38回 午後全8問

問38 医用機器安全管理学

図記号と説明との組合せで正しいのはどれか。(図参照) a.(記号)- 保護接地 b.(記号)- 単回使用 c.(記号)- 高周波非接地形患者回路 d.(記号)- 内部電源ME機器 e.(記号)- 注意

第38回 午後 問38 の図
  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解3

正解は「3(b・c)」。図の記号のうち「単回使用」と「高周波非接地形(F形)患者回路」の組合せが正しいものに該当します。

問39 医用機器安全管理学

病院電気設備で電路の1線地絡時にも電力の供給を継続するのはどれか。

  1. 一般非常電源
  2. 無停電非常電源
  3. 漏電監視装置
  4. 片側接地配線方式
  5. 非接地配線方式
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正解5

正解は「5」。非接地配線方式は絶縁変圧器を用い、1線地絡が生じても電源を遮断せず電力供給を継続できます(手術中の停電防止)。

問40 医用機器安全管理学

図の漏れ電流測定用電源ボックスでスイッチS₂の用途はどれか。(図参照)

第38回 午後 問40 の図
  1. 電源極性の切り替え
  2. 電源導線の1本の断線の模擬
  3. 保護接地線の断線の模擬
  4. 追加保護接地線の断線の模擬
  5. 患者誘導コードの切り替え
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正解2

正解は「2」。測定用電源ボックスのS₂は電源導線1本の断線(単一故障状態)を模擬するためのスイッチです。

問41 医用機器安全管理学

JIS T0601-1によるME機器の漏れ電流測定を実施した。SIP/SOPへ外部電圧を印加したときの患者漏れ電流で許容値を超えているのはどれか。

  1. B形装着部の交流(NC):50μA
  2. B形装着部の直流(NC):20μA
  3. BF形装着部の交流(SFC):100μA
  4. BF形装着部の直流(NC):10μA
  5. CF形装着部の直流(SFC):40μA
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正解2

正解は「2」。患者漏れ電流(直流)の正常状態(NC)の許容値は10μAで、B形装着部の直流20μAはこれを超えています。交流NCの許容値は100μA、直流SFCは50μAなどで、他は許容値の範囲内です。

問42 医用機器安全管理学

JIS T7101における配管端末器で用いられるガス別特定コネクタでないのはどれか。

  1. おねじ
  2. DISS
  3. ピン方式
  4. カプラK方式
  5. シュレーダ方式
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正解1

正解は「1」。配管端末器のガス別特定にはピン方式・シュレーダ方式・DISS・カプラ方式などが用いられ、「おねじ」はボンベ側の方式で配管端末器のガス別特定コネクタではありません。

問43 医用機器安全管理学

電気メス使用時に対極板コードが断線すると電気メスの出力が自動的に遮断される。このような安全機構はどれか。

  1. 多重系
  2. 警報システム
  3. デッドマンシステム
  4. フールプルーフ
  5. フェイルセーフ
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正解5

正解は「5」。故障(断線)が生じたときに安全側(出力停止)に働く仕組みはフェイルセーフです。

問44 医用機器安全管理学

医用テレメータの電波受信について正しいのはどれか。 a.隣接チャネルの使用は受信障害の原因になる。 b.近隣病院の医用テレメータとの混信がありうる。 c.携帯電話の電波は医用テレメータの受信に影響を及ぼす。 d.受信範囲を広げるには送信機の出力を上げる。 e.受信アンテナシステムにはブースタを設置する。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。隣接チャネルや近隣病院との混信は受信障害の原因になり、受信側にはブースタを設置します。送信機出力は法令で制限され自由に上げられず、携帯電話とは周波数帯が異なり直接の影響は小さいです。

問45 医用機器安全管理学

医薬品医療機器等法の医療機器の人体に及ぼすリスク分類で、高度管理医療機器に該当するのはどれか。 a.輸液ポンプ b.除細動器 c.電子内視鏡 d.血液加温器 e.電動式低圧吸引器

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解1

正解は「1(a・b)」。輸液ポンプや除細動器は不具合が生命に重大な影響を及ぼしうる高度管理医療機器(クラスⅢ・Ⅳ)です。電子内視鏡などは管理医療機器に分類されます。

第37回 午前全6問

問39 医用機器安全管理学

電撃に対する人体の反応で正しいのはどれか。

  1. 心臓に10μAの商用交流電流が直接流れると心室細動が誘発される。
  2. 体表に10mAの商用交流電流が流れると筋肉が不随意的に収縮する。
  3. 感知電流の閾値は1kHzを超えると周波数に比例して下がる。
  4. マクロショックによる心室細動誘発電流閾値は最小感知電流の1000倍である。
  5. 交流電流は直流電流に比べて生体組織に化学的変化を起こしやすい。
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正解2

正解は「2」。体表から10mA程度の商用交流が流れると筋肉が不随意に収縮し、自力で離脱できなくなります(離脱限界電流)。1のミクロショックによる心室細動誘発は約100μAで10μAでは生じず、3の感知電流閾値は1kHzを超えると周波数に比例して上昇し、4のマクロショックでの心室細動誘発電流は最小感知電流の約100倍、5は直流のほうが電気分解による化学的変化を起こしやすくなります。

問40 医用機器安全管理学

JIST0601-1で規定する電気的な単一故障状態でないのはどれか。

  1. モータ用コンデンサの短絡
  2. 絶縁のいずれか一つの短絡
  3. 電源導線のいずれか1本の断線
  4. 沿面距離または空間距離のいずれか一つの短絡
  5. 保護接地線またはME機器内部の保護接地接続の開路
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正解1

正解は「1」。JIS T 0601-1が定める電気的な単一故障状態は、保護接地線の開路、電源導線1本の断線、絶縁のいずれか一つの短絡、沿面距離または空間距離のいずれか一つの短絡です。モータ用コンデンサの短絡はこれに含まれません。

問41 医用機器安全管理学

JIST0601-1で規定する漏れ電流測定用器具(MD)を構成するフィルタはどれか。

  1. ノッチフィルタ
  2. ローパスフィルタ
  3. ハイパスフィルタ
  4. バンドパスフィルタ
  5. バンドエリミネーションフィルタ
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正解2

正解は「2」。漏れ電流測定用器具(MD)は、人体の周波数特性を模擬するため遮断周波数約1kHzのローパスフィルタ(低域通過フィルタ)を構成しています。1kHzを超える成分は人体への影響が小さくなることを反映しています。

問42 医用機器安全管理学

ME機器の正常状態における接地漏れ電流の許容値[μA]はどれか。

  1. 100
  2. 500
  3. 1000
  4. 5000
  5. 10000
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正解4

正解は「4」。JIS T 0601-1における接地漏れ電流の許容値は、正常状態で5mA(=5000μA)、単一故障状態で10mA(=10000μA)です。100μAや500μAは接触電流や患者測定電流の許容値です。

問43 医用機器安全管理学

医療機器の安全管理業務とその評価との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 機種選定の検討 ― 経済的な評価
  2. 受け入れ試験 ― 臨床的な評価
  3. 教育・訓練 ― ベンチテストによる評価
  4. 保守点検 ― 稼働率による評価
  5. 廃棄 ― MTBFによる評価
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正解3

正解は「3」。教育・訓練は、受講者の理解度や実技の習得度で評価するもので、機器の性能を試験室で測るベンチテストでは評価できません。他の組合せは適切です。

問44 医用機器安全管理学

支燃性を有するガスはどれか。 a.空気 b.一酸化二窒素(亜酸化窒素) c.二酸化炭素 d.ヘリウム e.窒素

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解1

正解は「1(a・b)」。支燃性ガスは自分は燃えないが他の物質の燃焼を助けるガスで、酸素を含む空気と一酸化二窒素(亜酸化窒素)が該当します。二酸化炭素・ヘリウム・窒素は燃焼を助けない不燃性ガスです。

第37回 午後全8問

問38 医用機器安全管理学

JIST1022の規定で誤っているのはどれか。

  1. ME機器を使用するすべての医用室には保護接地を設けなければならない。
  2. ME機器に電源供給する場合には医用コンセントが使用される。
  3. 接地幹線には病院建物の鉄骨が利用できる。
  4. 壁面接地端子と医用接地センタ間の電気抵抗値は1Ω以下である。
  5. 医用接地方式に用いる接地極の接地抵抗値は10Ω以下である。
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正解4

正解は「4」。JIS T 1022では、壁面接地端子と医用接地センタ(接地分電盤)の間の電気抵抗値は0.1Ω以下と規定されています。1Ω以下というのは誤りです。

問39 医用機器安全管理学

非接地配線方式の主たる目的はどれか。

  1. 患者漏れ電流の防止
  2. 対地絶縁破壊の防止
  3. 停電時の電源確保
  4. 一線地絡時の電源供給継続
  5. 過電流の監視
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正解4

正解は「4」。非接地配線方式(絶縁変圧器方式)は、1本の線が地絡しても回路が閉じないため電源供給を継続できます。手術室など停電が許されない場所に用いられ、絶縁監視装置で地絡を監視します。

問40 医用機器安全管理学

JIST0601-1における保護接地線抵抗の測定方法において規定されていないのはどれか。

  1. 温度
  2. 通電時間
  3. 電圧値
  4. 電流値
  5. 周波数
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正解1

正解は「1」。JIS T 0601-1の保護接地線抵抗の測定では、電流(定格入力電流の1.5倍または25Aのいずれか大きいほう)、電圧(無負荷で6V以下)、周波数(電源周波数)、通電時間(5〜10秒)が規定されています。温度の規定はありません。

問41 医用機器安全管理学

ME機器の保守点検に含まれないのはどれか。

  1. 血液浄化装置の外装の清拭
  2. 輸液ポンプの流量精度の測定
  3. 人工呼吸器のバクテリアフィルタの交換
  4. カプノメータ表示値の標準ガスでの校正
  5. 人工心肺装置の劣化した電源プラグの修理
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正解5

正解は「5」。劣化した電源プラグの交換は「修理」であり、保守点検には含まれません。修理は製造販売業者や修理業の許可を受けた者が行う必要があります。清拭・流量精度測定・消耗部品の交換・校正はいずれも保守点検です。

問42 医用機器安全管理学

酸素を4L/分で10時間投与する場合、最小限必要となるボンベ本数はどれか。ただし、ボンベの充填圧は15MPa、内容量は3.5Lとする。

  1. 1本
  2. 3本
  3. 5本
  4. 10本
  5. 15本
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正解3

正解は「3」。ボンベ1本から取り出せる酸素量は、大気圧(0.1MPa)換算で 3.5L×15MPa÷0.1MPa=525L です。必要量は 4L/分×600分=2400L なので、2400÷525≒4.6本となり、最小限5本が必要です。

問43 医用機器安全管理学

信頼度0.90の心拍計と信頼度0.80の脈拍計を同時に使用した。このときの心拍数、脈拍数のどちらかが測定できる信頼度はどれか。

  1. 0.72
  2. 0.80
  3. 0.85
  4. 0.94
  5. 0.98
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正解5

正解は「5」。「どちらかが測定できる」のは並列システムなので、両方が同時に故障する確率を1から引きます。1−(1−0.90)×(1−0.80)=1−0.10×0.20=1−0.02=0.98 です。

問44 医用機器安全管理学

小電力医用テレメータの受信に影響を及ぼすのはどれか。

  1. 携帯電話
  2. 無線LAN
  3. 工事用クレーンのリモコン
  4. 電子レンジ
  5. Bluetooth機器
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正解3

正解は「3」。小電力医用テレメータは420〜450MHz帯を使用し、同じ帯域を使う工事用クレーンのリモコンなどの特定小電力無線と干渉します。携帯電話・無線LAN・電子レンジ・Bluetoothは主に2.4GHz帯などで帯域が異なります。

問45 医用機器安全管理学

医療機関における医療機器安全管理責任者の配置を義務づけている法律はどれか。

  1. 医師法
  2. 医療法
  3. 製造物責任法
  4. 臨床工学技士法
  5. 医薬品医療機器等法
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正解2

正解は「2」。医療機器安全管理責任者の配置は医療法(および医療法施行規則)で義務づけられています。同様に医薬品安全管理責任者の配置も医療法に基づきます。

第36回 午前全6問

問39 医用機器安全管理学

体表面に100kHzの電流が流れたとき、およその最小感知電流[mA]はどれか。

  1. 0.1
  2. 1
  3. 10
  4. 100
  5. 1000
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正解4

正解は「4」。最小感知電流は商用交流(50/60Hz)で約1mAですが、周波数が1kHzを超えると周波数に比例して大きくなります。100kHzでは商用周波数の約100倍となり、およそ100mAです。

問40 医用機器安全管理学

単一故障状態でないのはどれか。

  1. 強化絶縁の短絡
  2. 絶縁のいずれか一つの短絡
  3. 電源導線のいずれか1本の断線
  4. 沿面距離または空間距離のいずれか一つの短絡
  5. 保護接地線またはME機器内部の保護接地接続の開路
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正解1

正解は「1」。強化絶縁は二重絶縁と同等の保護をもつ絶縁で、これが短絡することは単一故障状態として想定しません。他の4つはJIS T 0601-1が定める電気的な単一故障状態です。

問41 医用機器安全管理学

JIS T 0601-1で規定されている漏れ電流測定用器具(MD)について正しいのはどれか。(図参照) a.R₂は1kΩである。 b.C₁は0.015μFである。 c.R₁とC₁で高域通過フィルタを構成している。 d.点線内の合成インピーダンスZは約10kΩとなる。 e.漏れ電流の値は電圧計の指示値をR₂で除した値となる。

第36回 午前 問41 の図
  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。MDはR₁=10kΩ、R₂=1kΩ、C₁=0.015μFで構成され、漏れ電流は電圧計の指示値をR₂(1kΩ)で割って求めます。cのR₁とC₁は遮断周波数約1kHzの低域通過フィルタ、dの合成インピーダンスZは低周波では約1kΩです。

問42 医用機器安全管理学

定格電流が12AのME機器の保護接地線の抵抗測定で、JIST0601-1で規定されている測定電流値[A]はどれか。

  1. 12
  2. 15
  3. 18
  4. 24
  5. 25
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正解5

正解は「5」。JIS T 0601-1では、保護接地線の抵抗測定に「定格入力電流の1.5倍」または「25A」のいずれか大きいほうの電流を流すと規定されています。12A×1.5=18A なので、大きいほうの25Aが測定電流となります。

問43 医用機器安全管理学

医療ガス設備の配管端末器で標準送気圧力が最も高いのはどれか。

  1. 酸素
  2. 治療用空気
  3. 亜酸化窒素
  4. 二酸化炭素
  5. 手術機器駆動用窒素
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正解5

正解は「5」。手術機器駆動用窒素の標準送気圧力は0.9MPa前後で、酸素・治療用空気・亜酸化窒素・二酸化炭素(いずれも0.4MPa前後)より高く設定されています。

問44 医用機器安全管理学

フェイルセーフはどれか。 a.麻酔器の酸素供給停止時の亜酸化窒素ガス遮断装置 b.電気メスの対極板コード断線検知機構 c.医療ガス配管端末器のピン方式 d.心電図モニタの不整脈アラーム e.IABP装置のバッテリ搭載

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解1

正解は「1(a・b)」。フェイルセーフは故障が起きたときに安全側に働く仕組みです。酸素の供給が止まったら亜酸化窒素も自動で遮断する装置、対極板コードの断線を検知して出力を止める機構が該当します。cのピン方式は誤接続を防ぐフールプルーフ、dはアラーム、eのバッテリ搭載は冗長化です。

第36回 午後全8問

問38 医用機器安全管理学

JIST0601-1で規定されている「使用の準備が完了」を示す表示光の色はどれか。

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正解5

正解は「5」。JIS T 0601-1では表示光の色を、赤=警告(直ちに対応が必要)、黄=注意、緑=使用の準備が完了、その他の情報は青または白と定めています。

問39 医用機器安全管理学

JIST1022の規定で一般の人工透析室に設けなければならない電気設備はどれか。 a.保護接地 b.等電位接地 c.非接地配線方式 d.無停電非常電源 e.一般非常電源

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解2

正解は「2(a・e)」。一般の人工透析室はカテゴリーBの医用室にあたり、保護接地と一般非常電源が必要です。bの等電位接地とcの非接地配線方式は、心臓カテーテル室や手術室などカテゴリーCの医用室で求められます。

問40 医用機器安全管理学

図の漏れ電流測定においてJIS T 0601-1で規定する正常状態の許容値[μA]はどれか。(図参照)

第36回 午後 問40 の図
  1. 10
  2. 50
  3. 100
  4. 200
  5. 500
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正解3

正解は「3」。図はクラスⅠのME機器の外装から大地へ流れる接触電流の測定です。JIS T 0601-1では接触電流の許容値を、正常状態100μA、単一故障状態500μAと定めています。

問41 医用機器安全管理学

ME機器の保守点検で正しいのはどれか。

  1. 外観点検は機器に手を触れずに目視で行う。
  2. 作動点検は患者に使用する前までの点検のことをいう。
  3. 安全性点検は機器のオーバーホールを含む。
  4. 性能点検は機器の定性的試験のことをいう。
  5. 故障点検は故障原因究明を目的とする。
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正解5

正解は「5」。故障点検は、不具合が起きたときにその原因を突き止めるために行う点検です。1の外観点検は手で触れて確認する内容も含み、2の作動点検は使用中や使用後にも行い、3の安全性点検にオーバーホールは含まれず、4の性能点検は数値で測る定量的試験です。

問42 医用機器安全管理学

医療ガスと高圧ガス容器保安規則で定められている塗色区分との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 酸素 ― 黒色
  2. 空気 ― ねずみ色
  3. 二酸化炭素 ― 緑色
  4. 亜酸化窒素 ― 青色
  5. ヘリウム ― ねずみ色
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正解4

正解は「4」。高圧ガス保安法(容器保安規則)の塗色では、酸素は黒、二酸化炭素は緑、その他のガスはねずみ色と定められており、亜酸化窒素はねずみ色です。青色は医療ガス配管(JIS T 7101)で亜酸化窒素に使う識別色で、ボンベの塗色とは別の規定です。

問43 医用機器安全管理学

あるME機器の定常アベイラビリティが0.9、MTTRが20日のとき、MTBF[日]はどれか。

  1. 100
  2. 130
  3. 180
  4. 220
  5. 310
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正解3

正解は「3」。定常アベイラビリティは A=MTBF/(MTBF+MTTR) で表されます。0.9=MTBF/(MTBF+20) より 0.9MTBF+18=MTBF、0.1MTBF=18 となり MTBF=180日です。

問44 医用機器安全管理学

EMCに関連する国際規格で推奨されている携帯電話と植込み型医療機器との離隔距離[cm]はどれか。

  1. 3
  2. 15
  3. 22
  4. 50
  5. 100
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正解2

正解は「2」。植込み型医療機器への電磁干渉を避けるため、携帯電話などの無線機器は15cm以上離すことが指針で推奨されています。

問45 医用機器安全管理学

医薬品医療機器等法の医療機器の人体に及ぼすリスク分類で、高度管理医療機器はどれか。 a.輸液ポンプ b.除細動器 c.人工呼吸器 d.MR装置 e.X線CT装置

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解1

正解は「1(a・b・c)」。輸液ポンプ・除細動器・人工呼吸器は、不具合が生じると生命に重大な影響を与えるためクラスⅢ以上の高度管理医療機器に分類されます。dのMR装置とeのX線CT装置はクラスⅡの管理医療機器です。

第35回 午前全8問

問23 医用機器安全管理学

全身麻酔を安全に施行するためのフールプルーフ機構はどれか。

  1. 医療ガス配管端末のピン方式
  2. 医療ガス供給を遮断するガス遮断装置
  3. 酸素供給圧警報装置
  4. 医療ガス流量計の低酸素防止装置
  5. 複数の流量計のうち酸素流量計を最右端に配置すること
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正解1

正解は「1」。フールプルーフは誤った操作そのものができないようにする仕組みです。医療ガス配管端末のピン方式はピンの位置が異なり、別のガスには物理的に接続できません。2〜4は異常を検知して安全側に働かせるフェイルセーフ、5の酸素流量計を最右端に置くことは取り違えを減らすための配置の標準化にあたります。

問39 医用機器安全管理学

電撃に対する人体の反応で誤っているのはどれか。

  1. 心臓に直接電流が流れることによって起こる電撃をミクロショックという。
  2. ミクロショックの心室細動電流は最小感知電流の1/100である。
  3. 100kHzの交流電流での最小感知電流は約100mAである。
  4. 小児の最小感知電流値は成人の1/2程度である。
  5. 直流電流は交流電流に比べて生体組織に化学的変化を起こしやすい。
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正解2

正解は「2」。ミクロショックで心室細動を起こす電流は約100μAで、最小感知電流(約1mA)の約1/10です。1/100というのは誤りです。他の記述は正しい内容です。

問40 医用機器安全管理学

ME機器の分類について正しいのはどれか。 a.B形装着部は外部電圧の印加に対して保護されている。 b.CF形装着部は接地されている。 c.内部電源ME機器の追加保護手段は補強絶縁である。 d.クラスⅠのME機器の追加保護手段は保護接地である。 e.クラスⅡのME機器は在宅使用に適している。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解5

正解は「5(d・e)」。クラスⅠは保護接地、クラスⅡは補強絶縁(二重絶縁)を追加保護手段とし、接地に頼らないクラスⅡは在宅使用に適します。aの外部電圧印加に耐えるのはCF形やBF形の装着部、bのCF形は接地されず、cの内部電源機器は電源に接続しないこと自体が保護手段です。

問41 医用機器安全管理学

図の測定用器具MDについて正しいのはどれか。(図参照) a.R₁とC₁でローパスフィルタを形成している。 b.R₂は人体の代表抵抗値を模擬している。 c.R₂の抵抗値は10kΩである。 d.電圧測定器の入力インピーダンスは10kΩ以上である。 e.電圧測定器の入力容量は150pF以下である。

第35回 午前 問41 の図
  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。MDはR₁(10kΩ)とC₁(0.015μF)で遮断周波数約1kHzのローパスフィルタを構成し、R₂(1kΩ)が人体の代表抵抗を模擬します。電圧測定器の入力容量は150pF以下と規定されています。cのR₂は1kΩ、dの入力インピーダンスは1MΩ以上が必要です。

問42 医用機器安全管理学

BF形装着部をもつクラスⅠのME機器で、図の漏れ電流測定の正常状態の許容値(交流)[μA]はどれか。(図参照)

第35回 午前 問42 の図
  1. 10
  2. 50
  3. 100
  4. 200
  5. 500
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正解3

正解は「3」。図は患者装着部から大地へ流れる患者漏れ電流の測定です。JIS T 0601-1では、BF形装着部の患者漏れ電流の許容値を正常状態100μA、単一故障状態500μAと定めています(CF形では10μA/50μA)。

問43 医用機器安全管理学

支燃性を有するガスはどれか。 a.空気 b.亜酸化窒素 c.二酸化炭素 d.ヘリウム e.窒素

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解1

正解は「1(a・b)」。支燃性ガスは自らは燃えないが他の物質の燃焼を助けるガスで、酸素を含む空気と亜酸化窒素が該当します。二酸化炭素・ヘリウム・窒素は燃焼を助けない不燃性ガスです。

問44 医用機器安全管理学

機器やシステムの信頼性について正しいのはどれか。 a.機器を直列に接続するとシステムの信頼度は低下する。 b.定常アベイラビリティは機器が利用できる時間的割合を表す。 c.MTBFは修理に要した時間の平均値を表す。 d.MTTRは故障と故障との間の無故障時間の平均値を表す。 e.故障率は初期故障期間より偶発故障期間の方が高い。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解1

正解は「1(a・b)」。直列システムはどれか一つでも故障すると全体が止まるため、機器を直列につなぐほど信頼度は下がります。定常アベイラビリティは全時間のうち使用できる時間の割合です。cとdは説明が逆で、MTBFが平均故障間隔、MTTRが平均修復時間です。eの故障率は初期故障期間のほうが高くなります。

問45 医用機器安全管理学

電磁波に対する妨害抑制能力と妨害排除能力の両立性を表現しているのはどれか。

  1. EMI
  2. EMD
  3. EMC
  4. ESD
  5. EAS
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正解3

正解は「3」。EMC(電磁両立性)は、機器が他へ電磁妨害を与えないこと(妨害抑制、エミッション)と、他からの妨害を受けても正常に動作すること(妨害排除、イミュニティ)の両方を満たす能力を指します。

第35回 午後全6問

問40 医用機器安全管理学

ME機器の単一故障状態でないのはどれか。

  1. 絶縁のいずれか1つの短絡
  2. 沿面距離または空間距離のいずれか1つの短絡
  3. 保護接地線の断線
  4. 電源導線のいずれか1本の断線
  5. 強化絶縁の短絡
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正解5

正解は「5」。強化絶縁は二重絶縁と同等以上の保護性能をもつ絶縁で、これが短絡することは単一故障状態として想定しません。他の4つはJIS T 0601-1が定める電気的な単一故障状態です。

問41 医用機器安全管理学

定格電流15Aの医用コンセントの保持力[N]として適切なのはどれか。

  1. 1
  2. 5
  3. 10
  4. 50
  5. 75
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正解4

正解は「4」。JIS T 1021では、医用コンセントの保持力(プラグを引き抜くのに要する力)を定格15Aで50N、定格20Aで75Nと規定しています。一般用のコンセントより強く定められているのは、不用意に抜けて生命維持装置が停止することを防ぐためです。

問42 医用機器安全管理学

定格電圧100V、消費電力500WのME機器の保護接地線抵抗を測定するときにJIST0601-1で規定されている測定電流値[A]はどれか。

  1. 10
  2. 15
  3. 20
  4. 25
  5. 30
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正解4

正解は「4」。定格電流は 500W÷100V=5A です。JIS T 0601-1では測定電流を「定格電流の1.5倍」または「25A」の大きいほうと定めており、5A×1.5=7.5A なので25Aとなります。

問43 医用機器安全管理学

酸素流量2L/minで10時間投与したいとき酸素ボンベの内圧は少なくとも何MPa必要か。ただし、容器の内容量は40Lとする。

  1. 1
  2. 3
  3. 5
  4. 7
  5. 10
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正解2

正解は「2」。必要な酸素量は 2L/分×600分=1200L です。内容量40Lの容器から1200Lを取り出すには 1200÷40=30気圧(絶対圧)が必要で、1気圧=約0.1MPa なので約3MPaとなります。

問44 医用機器安全管理学

ある機器の信頼度を調査したところ、20回のうち19回使用できた。同時に使用するもう1台の機器は10回のうち8回使用できた。この2台を同時に使用できる確率はどれか。

  1. 0.99
  2. 0.95
  3. 0.88
  4. 0.80
  5. 0.76
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正解5

正解は「5」。2台とも使えなければならないので直列システムとして掛け算します。19/20=0.95、8/10=0.80 なので、0.95×0.80=0.76 です。

問45 医用機器安全管理学

医療機関における医療機器安全管理責任者の配置を義務づけている法律はどれか。

  1. 医薬品医療機器等法
  2. 労働安全衛生法
  3. 臨床工学技士法
  4. 製造物責任法
  5. 医療法
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正解5

正解は「5」。医療機器安全管理責任者の配置は医療法(および医療法施行規則)で義務づけられています。同じく医薬品安全管理責任者の配置も医療法に基づきます。