第39回 午後 過去問と解説

全89問。解答と解説はクリックで開きます。

臨床工学技士国家試験 第39回 午後 の全89問を、問題・選択肢・解答・解説の順に掲載しています。まとめて読みたいときはこのページを、力試しをしたいときはクイズ形式をお使いください。

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医学概論全10問

問1 医学概論

医療事故の発生要因でないのはどれか。

  1. 多職種間の情報共有
  2. 診療行為の中断
  3. 疲労・ストレス
  4. 担当者の交替
  5. 作業の複雑さ
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正解1

正解は「1」。多職種間の情報共有はむしろ医療事故を防ぐ要素であり、発生要因ではありません。診療行為の中断、疲労・ストレス、担当者の交替、作業の複雑さはいずれも事故の発生要因となります。

問2 医学概論

在宅医療について誤っているのはどれか。

  1. 平均在院日数が減少する。
  2. 在宅で人工呼吸器を装着してよい。
  3. 入院中に在宅医療の準備を開始する。
  4. 24時間救急体制の構築は困難が多い。
  5. 原則として看取りは病院搬送後に行う。
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正解5

誤りは「5」。在宅での看取りも可能であり「病院搬送後に行う」は誤りです。在院日数の短縮、在宅人工呼吸、入院中からの準備、24時間体制構築の困難さはいずれも正しい記述です。

問3 医学概論

医薬品医療機器等法の目的に含まれるのはどれか。 a.指定薬物の規制 b.産業廃棄物の適正な処理 c.毒物・劇物の保健衛生上の規制 d.医薬品・医療機器の研究開発促進 e.再生医療製品の保健衛生上の危害発生の防止

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解3

正解は「3(a・d・e)」。薬機法の目的には指定薬物の規制、医薬品・医療機器等の研究開発の促進、再生医療等製品による危害発生の防止が含まれます。産業廃棄物の処理や毒物・劇物の規制は別の法律の対象です。

問4 医学概論

医薬品の治験について適切でないのはどれか。 a.治験参加を拒否すると不利益がありうると説明する。 b.第4相試験(市販後調査)は免除されている。 c.文書による被験者の同意を得た上で実施する。 d.GCP(Good Clinical Practice)に準拠する。 e.新薬の承認申請を目的に実施する。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解1

適切でないのは「1(a・b)」。治験参加を拒否しても不利益を与えてはならず、第4相試験(市販後調査)は免除されていません。文書同意、GCP準拠、承認申請を目的とする点は適切です。

問5 医学概論

誤っているのはどれか。

  1. 肉芽腫は慢性炎症で生じる。
  2. 腫脹は炎症の4主徴の一つである。
  3. マクロファージは間葉系細胞である。
  4. 急性炎症の過程ではまず血管透過性が亢進する。
  5. セロトニンは炎症ケミカルメディエータの一つである。
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正解3

誤りは「3」。マクロファージは単球に由来する造血系(白血球系)の細胞で、間葉系細胞ではありません。肉芽腫、炎症の4主徴、血管透過性亢進、セロトニンの記述は正しいです。

問6 医学概論

正しいのはどれか。 a.骨格筋には横紋がある。 b.平滑筋には介在板がある。 c.心筋にはミオシンがない。 d.平滑筋には自律神経が分布する。 e.心筋は骨格筋よりも不応期が長い。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解3

正解は「3(a・d・e)」。骨格筋には横紋があり、平滑筋には自律神経が分布し、心筋は不応期が長いです。介在板は心筋の特徴(平滑筋ではない)で、心筋にもミオシンは存在するため、b・cは誤りです。

問7 医学概論

大気圧が480mmHgの高地における吸入気酸素分圧(PIO₂)[mmHg]はおよそいくらか。 ただし、体温は37℃、大気の酸素濃度は21%、飽和水蒸気圧は47mmHgとする。

  1. 90
  2. 100
  3. 150
  4. 160
  5. 430
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正解1

正解は「1」。吸入気酸素分圧PIO₂=(大気圧−飽和水蒸気圧)×酸素濃度=(480−47)×0.21≒91mmHgとなります。

問8 医学概論

誤っているのはどれか。

  1. 右室壁は左室壁よりも薄い。
  2. 左冠動脈は前下行枝と回旋枝に分かれる。
  3. 右肺動脈は上行大動脈の背側を通る。
  4. 僧帽弁は二尖弁である。
  5. 腱索は心房に認められる。
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正解5

誤りは「5」。腱索は心室内で乳頭筋と房室弁をつなぐ構造で、心房には存在しません。右室壁は左室壁より薄い、左冠動脈は前下行枝と回旋枝に分岐、僧帽弁は二尖弁などは正しい記述です。

問9 医学概論

胃について正しいのはどれか。

  1. ペプシノゲンは壁細胞から分泌される。
  2. ガストリンは胃酸分泌を抑制する。
  3. 粘膜上皮は重層扁平上皮である。
  4. 噴門には括約筋がある。
  5. 漿膜組織を有する。
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正解5

正解は「5」。胃は最外層に漿膜を有します。ペプシノゲンは主細胞から分泌され(壁細胞は塩酸)、ガストリンは胃酸分泌を促進し、粘膜は単層円柱上皮で、噴門に明瞭な括約筋はありません。

問10 医学概論

激しい運動により1時間で3.0L発汗した。この発汗による単位時間当たりの熱放散量[W]は平均でいくらか。 ただし、汗はすべて気化したものとし、汗の密度を1.0g/mL、水の気化熱は2400kJ/kgとする。

  1. 100
  2. 500
  3. 1,400
  4. 2,000
  5. 6,000
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正解4

正解は「4」。3.0L=3.0kgの汗が気化。放散熱量Q=3.0kg×2400kJ/kg=7,200kJ=7.2×10⁶J。これを1時間(3,600s)で割ると2,000Wとなります。

臨床医学総論全12問

問12 臨床医学総論

頭蓋底骨折を示唆する所見でないのはどれか。

  1. 眼窩周囲血腫
  2. 運動性失語
  3. 髄液鼻漏
  4. 鼻出血
  5. 耳出血
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正解2

示唆しないのは「2」。運動性失語は大脳の言語中枢障害による症状で、頭蓋底骨折の所見ではありません。眼窩周囲血腫(パンダの目)、髄液鼻漏、鼻出血、耳出血は頭蓋底骨折を示唆します。

問13 臨床医学総論

過換気症候群でみられるのはどれか。 a.高カルシウム血症 b.意識障害 c.PaCO₂低下 d.SpO₂低下 e.アシデミア

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解3

正解は「3(b・c)」。過換気により呼吸性アルカローシスとなりPaCO₂が低下し、テタニーやめまい・意識障害を生じます。血中カルシウムはイオン化が低下(高Caは誤り)、SpO₂低下やアシデミアはみられません。

問14 臨床医学総論

急性大動脈解離で用いるのはどれか。

  1. TNM分類
  2. GOLD分類
  3. Killip分類
  4. Forrester分類
  5. Stanford分類
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正解5

正解は「5」。急性大動脈解離では上行大動脈の関与でA型・B型に分けるStanford分類を用います。TNMは悪性腫瘍、GOLDはCOPD、Killip・Forresterは心不全の分類です。

問15 臨床医学総論

71歳女性。入院中に中心静脈カテーテルを一時的に留置されていた。退院1週間後から微熱が続いている。身体所見では心雑音を聴取した。心エコー図では僧帽弁に可動性のある直径10mmの塊(疣贅/ゆうぜい)を認め、血液培養で黄色ブドウ球菌が検出された。最も考えられる疾患はどれか。

  1. リウマチ熱
  2. 特発性心筋炎
  3. 収縮性心膜炎
  4. 感染性心内膜炎
  5. 顕微鏡的多発血管炎
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正解4

正解は「4」。中心静脈カテーテル留置歴、持続する微熱、心雑音、僧帽弁の可動性のある疣贅、血液培養での黄色ブドウ球菌陽性から、感染性心内膜炎が最も考えられます。

問16 臨床医学総論

ビタミンとその欠乏症の組合せとして適切でないのはどれか。

  1. ビタミンA ─ 夜盲症
  2. ビタミンB₁ ─ 口内炎
  3. ビタミンC ─ 壊血病
  4. ビタミンD ─ くる病
  5. ビタミンK ─ 出血傾向
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正解2

適切でないのは「2」。口内炎はビタミンB₂欠乏に関連し、ビタミンB₁欠乏は脚気やウェルニッケ脳症を来します。他の組合せ(夜盲症・壊血病・くる病・出血傾向)は適切です。

問17 臨床医学総論

医療従事者の感染防護でサージカルマスク装着が有効なのはどれか。 a.風疹 b.疥癬 c.麻疹 d.帯状疱疹 e.インフルエンザ

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解2

正解は「2(a・e)」。風疹とインフルエンザは飛沫感染でサージカルマスクが有効です。麻疹・帯状疱疹は空気感染でN95マスクが必要、疥癬は接触感染で手袋・ガウンが中心です。

問18 臨床医学総論

食中毒の原因となる病原体はどれか。 a.カンピロバクター b.サイトメガロウイルス c.クリプトコッカス d.ウエルシュ菌 e.ノロウイルス

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解3

正解は「3(a・d・e)」。カンピロバクター、ウエルシュ菌、ノロウイルスは食中毒の代表的な原因です。サイトメガロウイルスやクリプトコッカスは通常食中毒の原因にはなりません。

問19 臨床医学総論

前立腺肥大症で特徴的な症状はどれか。

  1. 発熱
  2. 多尿
  3. 血尿
  4. 頻尿
  5. 腹痛
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正解4

正解は「4」。前立腺肥大症では尿道が圧迫され、頻尿・排尿困難・残尿感などの排尿症状が特徴的にみられます。

問20 臨床医学総論

肝硬変の非代償期にみられる所見はどれか。 a.黄疸 b.腹水 c.高コレステロール血症 d.血尿 e.女性化乳房

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。肝硬変の非代償期では黄疸、腹水、女性化乳房(エストロゲン代謝低下による)などがみられます。合成能低下でコレステロールは低下し、血尿は非典型的です。

問21 臨床医学総論

鉄欠乏性貧血に関連しないのはどれか。

  1. 月経過多
  2. さじ状爪
  3. 異食症
  4. 血清フェリチン値増加
  5. 小球性低色素性貧血
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正解4

関連しないのは「4」。鉄欠乏では貯蔵鉄を反映する血清フェリチンは低下します(増加は誤り)。月経過多、さじ状爪(スプーンネイル)、異食症、小球性低色素性貧血は鉄欠乏性貧血に関連します。

問22 臨床医学総論

全身麻酔においてカプノメータで検出可能なのはどれか。 a.再呼吸 b.低酸素混合ガス c.過剰濃度麻酔ガス d.呼吸回路脱離 e.食道挿管

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解3

正解は「3(a・d・e)」。カプノメータはCO₂波形の変化から再呼吸、呼吸回路の脱離、食道挿管を検出できます。低酸素混合ガスや麻酔ガス濃度はカプノメータでは検出できません(酸素濃度計・麻酔ガスモニタが必要)。

問23 臨床医学総論

一次救命処置に含まれるのはどれか。 a.119番通報 b.胸骨圧迫 c.AEDの使用 d.アドレナリン投与 e.気管挿管

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解1

正解は「1(a・b・c)」。一次救命処置(BLS)には119番通報、胸骨圧迫、AEDの使用が含まれます。アドレナリン投与や気管挿管は二次救命処置(ALS)に含まれます。

医用電気電子工学全17問

問46 医用電気電子工学

図1の平行平板キャパシタの静電容量をCₐとする。図2のように平板と同じ面積で間隙dの1/4の厚みの導体板を挿入したとき、このキャパシタの静電容量C_bはどれか。(図参照)

第39回 午後 問46 の図
  1. ¼Cₐ
  2. ½Cₐ
  3. ¾Cₐ
  4. 4/3Cₐ
  5. 3Cₐ
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正解4

正解は「4」。厚みd/4の導体板を挿入すると実効的な間隙はd−d/4=3d/4になり、容量C_b=εA/(3d/4)=(4/3)Cₐとなります。

問47 医用電気電子工学

20℃の水100gが入った保温ポットに電気抵抗42Ωのニクロム線を入れて直流1Aを100秒間通電した。水の温度[℃]はどれか。 ただし、比熱を4.2J/(g・K)とする。

  1. 21
  2. 24
  3. 30
  4. 42
  5. 62
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正解3

正解は「3」。発生熱量Q=I²Rt=1²×42×100=4,200J。上昇温度ΔT=Q/(m・c)=4,200/(100×4.2)=10℃。よって20+10=30℃です。

問48 医用電気電子工学

図のCR並列回路においてキャパシタに流れる電流I_C[A]はどれか。ただし、電流は実効値とする。(全電流1.0A、抵抗電流0.6A)(図参照)

第39回 午後 問48 の図
  1. 0.2
  2. 0.4
  3. 0.5
  4. 0.6
  5. 0.8
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正解5

正解は「5」。CR並列では抵抗電流とキャパシタ電流が直交するので、I_C=√(全電流²−抵抗電流²)=√(1.0²−0.6²)=0.8Aとなります。

問49 医用電気電子工学

図1の回路に図2の矩形パルスを入力する。可変抵抗Rの抵抗値を大・小の2通りとしたときの出力波形V_outはどれか。(図参照)

第39回 午後 問49 の図
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
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正解2

正解は「2」。時定数CRの大小により立ち上がり・立ち下がりの緩急が変わり、R大・R小に対応する出力波形の組合せは選択肢2です。

問50 医用電気電子工学

巻き数1で面積S[m²]のコイルが一様な磁束密度B[Wb/m²]の中で、一定の角速度ω[rad/s]で回転している。コイルの端子に誘導される電圧を表す式はどれか。 ただし、t=0とした時点で、コイル面は磁束に平行の状態であったとする。

  1. BSsin(ωt)
  2. BScos(ωt)
  3. BSωsin(ωt)
  4. BSωcos(ωt)
  5. BSω²cos(ωt)
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正解4

正解は「4」。t=0でコイル面が磁束に平行(鎖交磁束が0)なので、鎖交磁束はΦ=BSsin(ωt)。誘導電圧はその時間微分e=dΦ/dt=BSωcos(ωt)となります。

問51 医用電気電子工学

正しいのはどれか。 a.真性半導体にホールを供給する不純物をドナーという。 b.真性半導体に5価の原子を微量注入したものをp形半導体という。 c.Siの結晶は隣り合う原子同士が金属結合している。 d.Si原子の最外殻電子は外部から熱を与えられると自由電子になる。 e.ダイオードに印加する逆方向電圧を高くすると、ある電圧で急激に電流が流れる。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解5

正解は「5(d・e)」。Si原子の最外殻電子は熱を与えられると自由電子になり、ダイオードは逆方向電圧を高くすると降伏現象で急激に電流が流れます。ホールを供給する不純物はアクセプタ、5価はn形、Siは共有結合のため、a・b・cは誤りです。

問52 医用電気電子工学

正しいのはどれか。

  1. バイポーラトランジスタにはエンハンスメント型がある。
  2. C-MOS回路はバイポーラトランジスタによって構成される。
  3. 電界効果トランジスタは入力電流で出力電流を制御する。
  4. 電界効果トランジスタはソース、ゲート、ドレインの3端子がある。
  5. 電界効果トランジスタの入力インピーダンスはバイポーラトランジスタよりも低い。
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正解4

正解は「4」。電界効果トランジスタ(FET)はソース・ゲート・ドレインの3端子をもちます。エンハンスメント型はFETの分類、C-MOSはFETで構成、FETは電圧(入力電圧)で制御し入力インピーダンスは高いため、他は誤りです。

問53 医用電気電子工学

図の回路で、V_BE=0.6VのときV_CEの電圧[V]はどれか。ただし、V_CCは10V以上とする。(入力特性・電流伝達特性・出力特性の図参照)

第39回 午後 問53 の図
  1. 2
  2. 4
  3. 6
  4. 8
  5. 10
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正解2

正解は「2(4V)」。入力特性からI_B、電流伝達特性からI_Cを読み取り、出力特性上で負荷線との交点を求めるとV_CEは約4Vになります。

問54 医用電気電子工学

4V、1Ahの電池で駆動する電子回路の平均駆動電流が10μAのとき、連続稼働時間に近いのはどれか。

  1. 4時間
  2. 11時間
  3. 4日間
  4. 11か月間
  5. 11年間
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正解5

正解は「5」。連続稼働時間=電池容量/駆動電流=1Ah/10μA=1×10⁵時間。1年は約8,760時間なので、およそ11年間となります。

問55 医用電気電子工学

図の回路でEの起電力[V]はどれか。ただし、Aは理想演算増幅器とする。(図参照)

第39回 午後 問55 の図
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
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正解1

正解は「1」。+入力が接地なので仮想接地により−入力も0V。−入力の節点でキルヒホッフの電流則を立てると、(2−0)/1k+(E−0)/1k+(−6−0)/2k=0。整理すると2+E−3=0となり、E=1Vです。

問56 医用電気電子工学

図の回路でV_o[V]はどれか。ただし、ダイオードは理想ダイオードとする。(図参照)

第39回 午後 問56 の図
  1. −2
  2. 2
  3. 3
  4. 5
  5. 8
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正解4

正解は「4(5V)」。2つの理想ダイオードは入力側から出力へ向いたOR回路(大きい方が出力される)です。5V側のダイオードが導通して出力は5Vになり、3V側は出力5V>3Vのため逆バイアスとなり遮断されます。よってV_o=5Vです。

問57 医用電気電子工学

下り(DL:Downlink)が最大通信速度100Mbpsの通信回線を用いて10MBの画像ファイルをコンピュータにダウンロードする。この回線の伝送効率が50%のとき、ダウンロードに必要な時間[s]はいくらか。

  1. 0.1
  2. 0.6
  3. 0.8
  4. 1.6
  5. 3.2
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正解4

正解は「4」。10MB=80Mビット、実効速度=100Mbps×0.5=50Mbps。所要時間=80/50=1.6秒となります。

問58 医用電気電子工学

通信装置について誤っているのはどれか。

  1. リピータ ─ 仮想回線によるネットワークの分離
  2. 光回線終端装置 ─ 光信号と電気信号の相互変換
  3. アクセスポイント ─ 無線化ネットワークへの接続
  4. ルータ ─ 異なるネットワークの中継
  5. ゲートウェイ ─ 通信プロトコル変換
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正解1

誤りは「1」。リピータは減衰した信号を増幅・中継する装置で、「仮想回線によるネットワーク分離」ではありません。光回線終端装置・アクセスポイント・ルータ・ゲートウェイの組合せは正しいです。

問59 医用電気電子工学

図のフローチャートで入力値a、b、cに対して得られる値はどれか。ただし、a、b、cはそれぞれ異なる整数値とする。(図参照)

第39回 午後 問59 の図
  1. 合計値
  2. 平均値
  3. 最小値
  4. 中央値
  5. 最大値
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正解3

正解は「3(最小値)」。X←aとしたのち、b<XならX←b、c<XならX←cと更新するため、最終的にa・b・cの最小値が出力されます。

問60 医用電気電子工学

ファイアウォールの役割で正しいのはどれか。

  1. OSの自動更新
  2. 通信情報の暗号化
  3. 不正なアクセスの遮断
  4. コンピュータウイルスの検出
  5. 悪意のあるソフトウェアの実行防止
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正解3

正解は「3」。ファイアウォールは、許可されていない不正なアクセスを遮断する役割をもちます。暗号化・ウイルス検出・マルウェア実行防止・OS更新は別の仕組みが担います。

問61 医用電気電子工学

患者情報や検査依頼などの医療情報交換のための標準規格はどれか。

  1. HIS
  2. HL7
  3. IEC
  4. PACS
  5. DICOM
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正解2

正解は「2」。HL7は患者情報や検査依頼などの医療情報交換のための標準規格です。DICOM・PACSは医用画像、HISは病院情報システム、IECは国際電気標準会議です。

問62 医用電気電子工学

あらかじめ定められた順序や手続きに従って進める制御の名称はどれか。

  1. シーケンス制御
  2. ファジー制御
  3. フィードバック制御
  4. ロバスト制御
  5. 最適制御
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正解1

正解は「1」。あらかじめ定められた順序や手続きに従って進める制御をシーケンス制御といいます。

医用機械工学全3問

問80 医用機械工学

7m/sの速さで滑ってきた質量2kgの物体が傾斜角30°の斜面を登って行った。最高点に達したときの高さH[m]に最も近いのはどれか。 ただし、水平面および斜面での摩擦は無視できるものとし、重力加速度の大きさを9.8m/s²とする。

  1. 2.5
  2. 5
  3. 10
  4. 20
  5. 25
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正解1

正解は「1」。摩擦を無視すると力学的エネルギー保存より½mv²=mgH。H=v²/(2g)=7²/(2×9.8)=2.5mとなります(傾斜角には依存しません)。

問82 医用機械工学

粘性率4×10⁻³Pa・sの流体が内径3mmの直円管内を平均速度12cm/sで流れている。この流れのレイノルズ数と等しくなるように、粘性率1×10⁻³Pa・sの流体を内径9mmの直円管内に流したときの平均速度[cm/s]はどれか。 ただし、流体の密度は等しいものとする。

  1. 0.25
  2. 1
  3. 9
  4. 16
  5. 144
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正解2

正解は「2」。レイノルズ数Re=ρvd/μを等しくすると、v₂=v₁×(d₁/d₂)×(μ₂/μ₁)=12×(3/9)×(1/4)=1cm/sとなります。

問84 医用機械工学

ガソリンを燃焼させて得た1秒あたり320kJの熱量を利用し、96kWの出力を発生させるガソリンエンジンがある。このエンジンの熱効率[%]はどれか。

  1. 3.3
  2. 18
  3. 30
  4. 70
  5. 82
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正解3

正解は「3」。1秒あたり320kJの入力は320kW。熱効率=出力/入力=96kW/320kW=0.30=30%となります。

生体物性材料工学全6問

問81 生体物性材料工学

粘弾性が原因で生じる現象はどれか。 a.降伏 b.破断 c.応力集中 d.応力緩和 e.クリープ

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解5

正解は「5(d・e)」。応力緩和(ひずみ一定で応力が減少)とクリープ(応力一定でひずみが増大)は粘弾性に由来する現象です。降伏・破断・応力集中は主に弾塑性や強度に関わる現象です。

問85 生体物性材料工学

正しいのはどれか。

  1. 血液はニュートン流体である。
  2. 生体軟組織の変形挙動は線形である。
  3. 筋肉の音響インピーダンスは骨よりも大きい。
  4. エラスチンのヤング率はコラーゲンよりも大きい。
  5. 生体組織の力学的挙動は弾性要素と粘性要素の直並列モデルで表される。
解答と解説を見る

正解5

正解は「5」。生体組織の力学的挙動は、弾性要素(ばね)と粘性要素(ダッシュポット)の直並列モデルで表されます。血液は非ニュートン流体、軟組織は非線形、筋肉の音響インピーダンスは骨より小さく、エラスチンのヤング率はコラーゲンより小さいため、他は誤りです。

問87 生体物性材料工学

光について誤っているのはどれか。

  1. 波の性質をもつ。
  2. 質量をもつ。
  3. 粒子の性質をもつ。
  4. 真空中の光速は一定である。
  5. エネルギーは周波数に比例する。
解答と解説を見る

正解2

誤りは「2」。光子は静止質量をもちません(質量をもつは誤り)。光は波と粒子の両方の性質をもち、真空中の光速は一定で、エネルギーは周波数に比例します(E=hν)。

問88 生体物性材料工学

毛細血管の動脈端における濾過圧[mmHg]はどれか。 動脈側静水圧30mmHg、間質液圧−5mmHg、血漿膠質浸透圧28mmHg、間質液膠質浸透圧6mmHgとする。

  1. −9
  2. −7
  3. 1
  4. 3
  5. 13
解答と解説を見る

正解5

正解は「5」。濾過圧=(動脈側静水圧−間質液圧)−(血漿膠質浸透圧−間質液膠質浸透圧)=(30−(−5))−(28−6)=35−22=13mmHg(正の値なので濾過方向)です。

問89 生体物性材料工学

植込み材料の表面で起こる血栓形成の要因として正しいのはどれか。 a.溶血 b.多糖の分解 c.血小板の凝集 d.タンパク質の変性 e.プラスミンの放出

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解4

正解は「4(c・d)」。植込み材料表面ではタンパク質が吸着・変性し、続いて血小板が凝集して血栓が形成されます。溶血・多糖の分解・プラスミン放出は主要因ではありません。

問90 生体物性材料工学

正しいのはどれか。

  1. イオン化傾向が大きいほど電子を引き寄せやすい。
  2. 原子が電子を失うと陰イオンとなる。
  3. 電子が奪われることを還元という。
  4. 非金属元素は電子を失いやすい。
  5. 原子核は電子を引き寄せる。
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正解5

正解は「5」。正電荷をもつ原子核は電子を引き寄せます。イオン化傾向が大きいほど電子を失いやすく、電子を失うと陽イオン、電子が奪われるのは酸化、非金属は電子を得やすいため、他は誤りです。

生体機能代行装置学全17問

問63 生体機能代行装置学

一酸化窒素吸入療法について正しいのはどれか。 a.全身血圧は下がりにくい。 b.酸素ガスに一酸化窒素を混入する。 c.死腔に接している毛細血管を拡張させる。 d.治療中に発生する二酸化窒素は有害である。 e.吸入した一酸化窒素は肺動脈を拡張させる。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解3

正解は「3(a・d・e)」。一酸化窒素(NO)吸入は肺選択的に作用するため全身血圧は下がりにくく、副生する二酸化窒素は有害で、NOは肺動脈を拡張させます。換気のある肺胞に接する血管を拡張させる(死腔ではない)ため、他は誤りです。

問64 生体機能代行装置学

VAP(人工呼吸器関連肺炎)について誤っているのはどれか。

  1. 人工呼吸器装着後48時間以内に発症する肺炎を指す。
  2. 主な感染経路はカフ上部に貯留した分泌物の流入である。
  3. 過鎮静を避けることは予防につながる。
  4. 口腔ケアは予防策の一つである。
  5. 早期抜管は予防に有効である。
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正解1

誤りは「1」。VAPは人工呼吸器装着後「48時間以降」に発症する肺炎を指します(48時間以内は誤り)。カフ上部貯留分泌物の流入、過鎮静の回避・口腔ケア・早期抜管による予防は正しい記述です。

問65 生体機能代行装置学

人工呼吸器からの離脱の障害となるのはどれか。 a.動脈血液ガスでpHが7.40 b.FIO₂=0.21でPaO₂が70mmHg c.FIO₂=0.21でPaCO₂が70mmHg d.自力での痰の喀出が困難 e.自発呼吸回数が20回/分

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答と解説を見る

正解4

正解は「4(c・d)」。室内気(FIO₂=0.21)でPaCO₂が70mmHgと高い換気不全や、自力での痰の喀出困難は離脱の障害となります。pH7.40、室内気でPaO₂ 70mmHg、自発呼吸20回/分は許容範囲です。

問66 生体機能代行装置学

SAS(睡眠時無呼吸症候群)について正しいのはどれか。

  1. PSG検査(終夜睡眠ポリグラフ検査)では酸素飽和度の測定は行わない。
  2. 1時間あたりの無呼吸・低呼吸回数が3回以上で診断される。
  3. 閉塞型SASの原因は呼吸中枢の障害である。
  4. マウスピースは中枢型SASの治療に用いられる。
  5. 扁桃肥大がある場合は外科手術を考慮する。
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正解5

正解は「5」。扁桃肥大による上気道閉塞があれば外科手術を考慮します。PSGでは酸素飽和度も測定し、無呼吸低呼吸指数(AHI)5以上で診断、閉塞型は上気道閉塞が原因、マウスピースは閉塞型に用いるため、他は誤りです。

問67 生体機能代行装置学

酸素療法の合併症について誤っているのはどれか。

  1. 酸素中毒の主な原因は高濃度酸素による活性酸素の過剰産生である。
  2. 新生児では酸素中毒による急性肺傷害に注意が必要である。
  3. 高濃度酸素投与は未熟児網膜症のリスクを高める。
  4. CO₂ナルコーシスでは意識障害が認められる。
  5. CO₂ナルコーシスでは過換気になる。
解答と解説を見る

正解5

誤りは「5」。CO₂ナルコーシスでは呼吸が抑制され低換気となります(過換気は誤り)。活性酸素による酸素中毒、新生児の急性肺傷害、未熟児網膜症のリスク、意識障害の出現は正しい記述です。

問68 生体機能代行装置学

人工心肺装置を用いた体外循環中の生体反応について誤っているのはどれか。 a.体外循環導入時の血液中カテコラミン希釈は血圧降下をもたらす。 b.低体温体外循環ではヘモグロビン酸素解離曲線は右方移動する。 c.血液中グルカゴン濃度は低下する。 d.血液中カルシウム濃度は低下する。 e.補体が活性化される。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解3

誤っているのは「3(b・c)」。低体温ではヘモグロビン酸素解離曲線は左方移動し(右方は誤り)、ストレス反応でグルカゴンは増加します(低下は誤り)。カテコラミン希釈による血圧降下、カルシウム低下、補体活性化は正しい記述です。

問69 生体機能代行装置学

正しいのはどれか。 a.人工心肺装置を用いた体外循環中は高カリウム血症になる。 b.インスリンはカリウムの細胞内への移動を促進する。 c.低カリウム血症では不整脈が出やすくなる。 d.低カリウム液は心筋保護時の心停止に用いられる。 e.溶血すると低カリウム血症になる。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答と解説を見る

正解3

正解は「3(b・c)」。インスリンはカリウムの細胞内移動を促進し、低カリウム血症では不整脈が出やすくなります。体外循環中は希釈で低カリウム傾向、心停止には高カリウム液、溶血では高カリウム血症となるため、a・d・eは誤りです。

問70 生体機能代行装置学

人工心肺装置を用いた体外循環中の患者管理について正しいのはどれか。 a.低体温体外循環中のpHスタットによる管理には二酸化炭素付加を行う。 b.人工心肺離脱に向けて灌流量を低下させる前にプロタミン投与を行う。 c.人工心肺離脱後は送血カニューレを脱血カニューレよりも先に抜く。 d.人工心肺を完全に離脱するまでは人工呼吸器は使用しない。 e.復温の際の脱血温と送血温の差は10℃以内とする。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答と解説を見る

正解2

正解は「2(a・e)」。pHスタット管理では二酸化炭素を付加し、復温時の脱血温と送血温の差は10℃以内とします。プロタミンは離脱後に投与、脱血カニューレを先に抜く、離脱前から人工呼吸を再開するため、b・c・dは誤りです。

問71 生体機能代行装置学

人工心肺装置を用いた体外循環中の心筋保護法について正しいのはどれか。 a.血液併用心筋保護法は心筋浮腫を軽減する。 b.細胞内液型心筋保護液は高ナトリウム液である。 c.常温における心筋虚血の安全限界は60分間である。 d.心筋温を10℃低下させると心筋酸素消費量は1/10になる。 e.逆行性心筋保護液灌流法では冠静脈洞にカニューレを挿入する。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答と解説を見る

正解2

正解は「2(a・e)」。血液併用心筋保護は心筋浮腫を軽減し、逆行性灌流では冠静脈洞にカニューレを挿入します。細胞内液型は低ナトリウム、常温虚血の安全限界は短時間、心筋温10℃低下で酸素消費は約半分のため、b・c・dは誤りです。

問72 生体機能代行装置学

循環補助用心内留置型ポンプカテーテル(IMPELLA®)について正しいのはどれか。 a.左室仕事量を減少させる。 b.乳幼児に使用可能である。 c.小型遠心ポンプがカテーテルに組み込まれている。 d.大動脈弁に機械弁を装着されている場合は禁忌である。 e.パージシステムはモータ内に血液を浸入させない機能をもつ。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答と解説を見る

正解3

正解は「3(a・d・e)」。IMPELLAは左室から大動脈へ送血して左室仕事量を減少させ、大動脈弁に機械弁がある場合は禁忌で、パージシステムでモータへの血液侵入を防ぎます。乳幼児には使用できず、内蔵されるのは軸流ポンプのため、b・cは誤りです。

問73 生体機能代行装置学

人工心肺における安全管理上、必須でないのはどれか。

  1. レベルセンサを貯血槽に設置する。
  2. 送血ポンプの手動装置を常備する。
  3. ローラポンプ送血で流量計を設置する。
  4. 送血圧力計を送血ポンプと人工肺の間に設置する。
  5. 送血フィルタもしくはエアトラップを送血回路に設置する。
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正解3

必須でないのは「3」。ローラポンプは回転数から送血流量が算出できるため、流量計の設置は必須ではありません。貯血槽のレベルセンサ、手動装置、送血圧力計、送血フィルタ/エアトラップは安全管理上必要です。

問74 生体機能代行装置学

ダイアライザのふるい係数について正しいのはどれか。

  1. 負の値をとることがある。
  2. クリアランスと同じ次元をもつ。
  3. 分子量が大きいほど大きな値をとる。
  4. β₂ミクログロブリンでは治療中、経時的に増加する。
  5. β₂ミクログロブリンでは血液系よりも水系の方が大きな値を示す。
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正解5

正解は「5」。ふるい係数はβ₂ミクログロブリンで、血液系よりも水系のほうが大きな値を示します。0〜1の無次元量で負にはならず、分子量が大きいほど小さく、膜の目詰まりにより経時的に低下します。

問75 生体機能代行装置学

ダイアライザに使用されている膜素材はどれか。 a.ポリエチレン b.ポリスルフォン c.ポリメチルメタクリレート d.セルローストリアセテート e.キュプロアンモニウムレーヨン(再生セルロース)

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答と解説を見る

正解4

正解は「4(b・c・d)」。ポリスルフォン、ポリメチルメタクリレート、セルローストリアセテートは現在ダイアライザ膜として用いられています。ポリエチレンは膜素材として一般的ではありません。

問76 生体機能代行装置学

透析条件が、血流量200mL/min・血液入口クレアチニン濃度12mg/dL・血液出口クレアチニン濃度2mg/dL、透析液流量400mL/min・透析液入口クレアチニン濃度0mg/dLであった。透析液出口側クレアチニン濃度[mg/dL]はどれか。 ただし、回路・膜へのクレアチニンの吸着はないものとする。

  1. 4
  2. 5
  3. 8
  4. 10
  5. 12
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正解2

正解は「2」。血液側から除去されたクレアチニン量=血流量×(入口−出口)=200×(12−2)=2,000。これが透析液へ移るので、透析液出口濃度=2,000÷400=5mg/dLとなります。

問77 生体機能代行装置学

モニタリングに活性化凝固時間(ACT)を使用できるのはどれか。 a.メシル酸ナファモスタット b.未分画ヘパリン c.低分子ヘパリン d.ワルファリン e.アスピリン

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解1

正解は「1(a・b)」。メシル酸ナファモスタットと未分画ヘパリンはACTでモニタリングできます。低分子ヘパリンは抗Xa活性、ワルファリンはPT-INR、アスピリンは血小板機能で評価します。

問78 生体機能代行装置学

血液透析で正しいのはどれか。 a.血圧低下に対して除水速度を下げた。 b.血圧低下に対して透析液温度を上げた。 c.尿素のKt/V低値が持続するため血液濾過に変更した。 d.治療前血清リン濃度高値が改善しないので血流量を下げた。 e.治療前血清カリウム濃度高値が改善しないので透析時間を延長した。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答と解説を見る

正解2

正解は「2(a・e)」。血圧低下には除水速度を下げ、治療前の高カリウムが改善しなければ透析時間を延長します。血圧低下時は透析液温度を下げ、Kt/V低値には透析条件を強化し、高リンには血流量を上げるため、b・c・dは適切ではありません。

問79 生体機能代行装置学

血液吸着療法により除去できる溶質はどれか。 a.エンドトキシン b.リウマトイド因子 c.抗DNA抗体 d.低比重リポタンパク質 e.β₂ミクログロブリン

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答と解説を見る

正解3

正解は「3(a・d・e)」。血液吸着療法では、エンドトキシン、低比重リポタンパク質(LDL)、β₂ミクログロブリンなどを吸着除去できます。リウマトイド因子や抗DNA抗体は血漿交換などで対応します。

医用治療機器学全5問

問33 医用治療機器学

DDDRと表示される植込み型ペースメーカについて正しいのはどれか。 a.心拍応答機能がある。 b.VVIモードに設定できる。 c.電極リードは3本である。 d.心房波レートが設定より多ければ心房ペーシングを行う。 e.AVディレイ内に心室波がなければ心室ペーシングを行う。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答と解説を見る

正解2

正解は「2(a・b・e)」。DDDRは心拍応答機能(末尾R)を持ち、VVIモードにも設定変更でき、AVディレイ内に自己心室波がなければ心室ペーシングを行います。電極リードは心房・心室の2本で、自己心房波を感知するとペーシングは抑制されるため、c・dは誤りです。

問34 医用治療機器学

高周波カテーテルアブレーション装置について正しいのはどれか。 a.カテーテル先端部血栓形成により電気インピーダンスが低下する。 b.コンタクトフォースをモニタリングしながら実施する。 c.イリゲーションカテーテルには先端冷却機能がある。 d.カテーテル先端が90〜100℃に熱せられる。 e.対極板は不要である。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答と解説を見る

正解3

正解は「3(b・c)」。コンタクトフォースをモニタしながら通電し、イリゲーションカテーテルは先端を生理食塩水で冷却します。血栓形成ではインピーダンスが上昇し、先端温度は約60℃前後に制御、対極板は必要であるため、a・d・eは誤りです。

問35 医用治療機器学

心・血管内治療について誤っているのはどれか。

  1. ロータブレータの先端にはチタンがコーティングされている。
  2. 大動脈ステントグラフト内挿術の合併症として脊髄虚血がある。
  3. 免疫抑制薬は薬剤溶出性ステントのコーティングに用いられる。
  4. 経カテーテル大動脈弁置換術の合併症として完全房室ブロックがある。
  5. 方向性アテレクトミー(DCA)では、切削されたアテロームはカテーテル先端部に回収される。
解答と解説を見る

正解1

誤りは「1」。ロータブレータの先端にはダイヤモンド粒子がコーティングされています(チタンではありません)。ステントグラフトによる脊髄虚血、薬剤溶出性ステント、TAVIによる完全房室ブロック、DCAの記述は正しいです。

問36 医用治療機器学

CO₂レーザ装置の構成要素でないのはどれか。

  1. 石英光ファイバ
  2. マニピュレータ
  3. フットスイッチ
  4. ハンドピース
  5. 発振装置
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正解1

構成要素でないのは「1」。CO₂レーザ(波長10.6μm)は石英光ファイバを透過できないため、導光にはミラーを用いたマニピュレータ等を使います。フットスイッチ・ハンドピース・発振装置は構成要素です。

問37 医用治療機器学

開腹胆嚢摘出術と比較した腹腔鏡下胆嚢摘出術の特徴はどれか。 a.出血時の対応が早い。 b.術野を確保しやすい。 c.術後の入院日数が短い。 d.切開創のサイズが小さい。 e.空気塞栓のリスクが低い。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解4

正解は「4(c・d)」。腹腔鏡下手術は術後の入院日数が短く、切開創が小さいのが特徴です。出血時の対応や術野の確保は開腹が有利で、気腹を用いるため空気塞栓のリスクはむしろ高くなります。

生体計測装置学全11問

問24 生体計測装置学

Holter(ホルター)心電図が診断に有用なのはどれか。 a.肥大型心筋症 b.心房中隔欠損症 c.発作性心房細動 d.冠攣縮性狭心症 e.不完全右脚ブロック

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答と解説を見る

正解4

正解は「4(c・d)」。ホルター心電図は24時間記録するため、発作性心房細動や冠攣縮性狭心症など一過性・発作性の異常の検出に有用です。肥大型心筋症・心房中隔欠損症・不完全右脚ブロックは通常の心電図や心エコーで評価します。

問25 生体計測装置学

不規則雑音に埋もれた信号を225回の加算回数で同期加算平均処理した。正しいのはどれか。

  1. 信号成分は15倍になる。
  2. 信号成分は1/15倍になる。
  3. 雑音成分は1/225倍になる。
  4. S/Nは15倍になる。
  5. S/Nは225倍になる。
解答と解説を見る

正解4

正解は「4」。同期加算平均をN回行うと、信号は加算されて雑音との比(S/N)が√N倍に改善します。225回では√225=15倍となります。

問26 生体計測装置学

生体電気計測に用いられる電極について誤っているのはどれか。

  1. 皮膚との接触面積を広くすると接触インピーダンスが増加する。
  2. 電極ペーストは皮膚との接触インピーダンスを減少させる。
  3. 生体内イオンの流れを電子の流れへ変換する。
  4. 銀-塩化銀電極は不分極電極とよばれる。
  5. X線はカーボン電極を透過する。
解答と解説を見る

正解1

誤りは「1」。接触面積を広くすると接触インピーダンスは減少します(増加は誤り)。ペーストによる低下、イオンから電子への変換、銀-塩化銀電極が不分極電極、X線を透過するカーボン電極、はいずれも正しい記述です。

問27 生体計測装置学

生体磁気計測について誤っているのはどれか。

  1. 心磁図は心臓の電気活動に伴う電流によって発生する磁界を計測する。
  2. 脳磁図の測定ではセンサを頭皮に密着させる必要がある。
  3. SQUID磁束計はジョセフソン効果を利用している。
  4. 心臓周辺の組織の透磁率はほぼ一様とみなせる。
  5. SQUID磁束計は冷却する必要がある。
解答と解説を見る

正解2

誤りは「2」。SQUIDを用いる脳磁図はデュワー(冷却容器)越しに非接触で計測でき、頭皮への密着は不要です。心磁図の原理、ジョセフソン効果、透磁率の一様性、冷却の必要性は正しい記述です。

問28 生体計測装置学

トランスデューサと計測対象の組合せで正しいのはどれか。

  1. ストレインゲージ ─ 変位
  2. サーミスタ ─ 圧力
  3. 圧電素子 ─ 光
  4. HgCdTe ─ 磁気
  5. CdS ─ 温度
解答と解説を見る

正解1

正解は「1」。ストレインゲージは変位(ひずみ)を検出します。サーミスタは温度、圧電素子は圧力・力、HgCdTeは赤外線、CdSは光の検出に用いるため、他の組合せは誤りです。

問29 生体計測装置学

体温計測で正しいのはどれか。

  1. 電子体温計はステファン・ボルツマンの法則を利用している。
  2. 実測式では口腔温は腋窩温よりも早く平衡に達する。
  3. 耳用赤外線体温計による計測には1分程度要する。
  4. 赤外線体温計は人体表面に赤外線を照射する。
  5. 食道温は外殻温を示す。
解答と解説を見る

正解2

正解は「2」。実測式では口腔温は腋窩温よりも早く平衡に達します。電子体温計はサーミスタを利用、耳用赤外線体温計は数秒で計測、赤外線体温計は放射赤外線を受けて測定、食道温は中核温を示すため、他は誤りです。

問30 生体計測装置学

MRIについて誤っているのはどれか。

  1. 窒素原子の分布を画像化している。
  2. 自由な角度で断面像を構築できる。
  3. 血流のある組織の画像化ができる。
  4. 超伝導MRIには液体ヘリウムを用いる。
  5. 位置情報を得るために傾斜磁場を用いる。
解答と解説を見る

正解1

誤りは「1」。MRIは主に水素原子核(プロトン)の分布を画像化します(窒素ではありません)。任意断面の構築、血流の描出、液体ヘリウムによる超伝導磁石の冷却、傾斜磁場による位置情報付与は正しい記述です。

問31 生体計測装置学

RIを用いた核医学イメージングについて正しいのはどれか。

  1. 空間分解能は0.1mm程度である。
  2. 体外から放射線を照射し画像化する。
  3. SPECTはγ線を検出する。
  4. PETで使用するポジトロン核種の半減期は数日である。
  5. PETではガンマカメラを被検者の周囲で一周させる。
解答と解説を見る

正解3

正解は「3」。SPECTは放射性医薬品から放出されるγ線を検出します。空間分解能は数mm程度、RIを体内に投与して計測、PET核種の半減期は数分〜程度、PETはリング状の検出器を用いる(ガンマカメラを回すのはSPECT)ため、他は誤りです。

問32 生体計測装置学

正しいのはどれか。

  1. 電子内視鏡は光源装置が不要である。
  2. 電子内視鏡の同時方式では撮像に回転フィルタを用いる。
  3. 電子内視鏡の撮像素子は操作部に装着されている。
  4. 超音波内視鏡でラジアル走査が用いられる。
  5. カプセル内視鏡はハロゲンランプが内蔵されている。
解答と解説を見る

正解4

正解は「4」。超音波内視鏡ではラジアル走査(放射状走査)が用いられます。電子内視鏡は光源装置が必要、同時方式はカラー撮像素子を用い(回転フィルタは面順次式)、撮像素子は先端に装着、カプセル内視鏡はLEDを内蔵するため、他は誤りです。

問83 生体計測装置学

観血式血圧測定においてトランスデューサの高さを心臓より30cm低い位置で測定した場合の血圧は133/93mmHgであった。心臓の位置で測定した血圧[mmHg]はどれか。

  1. 103/63
  2. 110/47
  3. 110/70
  4. 133/70
  5. 133/93
解答と解説を見る

正解3

正解は「3」。トランスデューサが心臓より30cm低いと、その水柱分(約22mmHg)だけ高く測定されます。133−22≒110、93−22≒70となり、心臓位置では約110/70mmHgです。

問86 生体計測装置学

磁場の強さ[T]を示した図の(ア)、(イ)、(ウ)に対応するのはどれか。ただし、肺磁図は酸化鉄粉じん肺の磁場である。(図参照)

第39回 午後 問86 の図
  1. (ア)脳磁図、(イ)心磁図、(ウ)肺磁図
  2. (ア)心磁図、(イ)肺磁図、(ウ)脳磁図
  3. (ア)肺磁図、(イ)脳磁図、(ウ)心磁図
  4. (ア)心磁図、(イ)脳磁図、(ウ)肺磁図
  5. (ア)脳磁図、(イ)肺磁図、(ウ)心磁図
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正解1

正解は「1」。発生磁場の強さは脳磁図(最も微弱)<心磁図<肺磁図の順に大きくなります。したがって(ア)脳磁図、(イ)心磁図、(ウ)肺磁図です。

医用機器安全管理学全8問

問38 医用機器安全管理学

事故とその原因について考えにくい組合せはどれか。

  1. 感染 ─ 手術室内の空調管理の不備
  2. 発火 ─ 酸素ボンベの急激なバルブの開放
  3. 感電 ─ ME機器の100V側電源導線の開路
  4. 火災 ─ アルコール消毒直後の電気メスの使用
  5. 熱傷 ─ 経皮的血液ガス測定用電極の同一部位での長時間使用
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正解3

考えにくいのは「3」。100V側電源導線の開路(断線)では電流が流れず感電は起こりにくいです。空調不備による感染、酸素バルブ急開放による発火、アルコール直後の電気メス使用による火災、同一部位長時間使用による熱傷はいずれも起こり得ます。

問39 医用機器安全管理学

非接地配線方式について正しいのはどれか。 a.設備側に絶縁変圧器を設けている。 b.全館停電時にも電源供給が確保できる。 c.ME機器の地絡時に漏電遮断器が作動する。 d.対地インピーダンスが50kΩ以下で警報を発する。 e.電路の二次側にはアイソレーションモニタを設けている。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解3

正解は「3(a・d・e)」。非接地配線方式は絶縁変圧器を設け、二次側にアイソレーションモニタ(絶縁監視装置)を備え、対地インピーダンスが約50kΩ以下に低下すると警報を発します。地絡時に即座に遮断はせず(警報のみ)、停電対策ではないため、b・cは誤りです。

問40 医用機器安全管理学

JIST1022で規定する接地極において、医用室に等電位接地が施されていない場合の接地抵抗の上限値[Ω]はどれか。

  1. 0.1
  2. 0.5
  3. 1.0
  4. 5.0
  5. 10
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正解5

正解は「5」。JIS T1022では、等電位接地が施されていない医用室の接地抵抗の上限値は10Ωと規定されています。

問41 医用機器安全管理学

定格電流10AのME機器の保護接地回路抵抗をJIST0601-1に基づいて測定したところ、電圧計の表示値が1.5Vであった。このME機器の保護接地回路抵抗[mΩ]はどれか。

  1. 60
  2. 75
  3. 100
  4. 120
  5. 150
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正解1

正解は「1」。保護接地回路抵抗の測定電流は25Aです。抵抗R=V/I=1.5V/25A=0.06Ω=60mΩとなります。

問42 医用機器安全管理学

JIST7101において静止圧状態の標準送気圧力[kPa]が最も高いのはどれか。

  1. 酸素
  2. 二酸化炭素
  3. 治療用空気
  4. 手術機器駆動用窒素
  5. 亜酸化窒素(一酸化二窒素)
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正解4

正解は「4」。手術機器駆動用窒素の標準送気圧力が最も高く設定されています(900kPa台)。酸素・二酸化炭素・治療用空気・亜酸化窒素は約400kPa前後です。

問43 医用機器安全管理学

ME機器の信頼性について誤っているのはどれか。 a.故障率はMTBFの逆数として算出できる。 b.保守点検を行うことでMTTRが延長できる。 c.初期故障期間中の故障率は比較的一定である。 d.偶発故障期間中の故障率は比較的低い。 e.固有アベイラビリティは機器の使用可能な時間的割合を表す。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解3

誤っているのは「3(b・c)」。MTTR(平均修復時間)は短いほど良く、保守で延長されるという記述は誤りです。初期故障期間の故障率は時間とともに減少し「一定」ではありません(一定なのは偶発故障期間)。故障率=1/MTBF、偶発期の低故障率、固有アベイラビリティの記述は正しいです。

問44 医用機器安全管理学

同じ病棟において小電力医用テレメータによる混信の原因とならないのはどれか。

  1. 近接するチャネルの使用
  2. 異なるメーカの同一チャネルの使用
  3. ゾーン表示色の異なる送信機の使用
  4. 同一ゾーンにおける同一バンドの送信機の使用
  5. テレメータ・テレコントロール機器使用下でのバンド3の使用
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正解3・4

正答は「3・4」(どちらも正解として扱われます)。ゾーン表示色の異なる送信機の使用(3)や同一ゾーンでの同一バンド送信機の使用(4)は、直ちに混信の原因になるとは限りません。近接チャネルの使用や異なるメーカの同一チャネルの使用は混信の原因となります。

問45 医用機器安全管理学

PL法において賠償責任を問われるのはどれか。

  1. 医療機器安全管理責任者
  2. 医療安全管理者
  3. 病院管理者
  4. 販売業者
  5. 製造業者
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正解5

正解は「5」。PL法(製造物責任法)で賠償責任を問われるのは、製造物を製造・加工・輸入した製造業者等です。