第38回 午前 過去問と解説

全89問。解答と解説はクリックで開きます。

臨床工学技士国家試験 第38回 午前 の全89問を、問題・選択肢・解答・解説の順に掲載しています。まとめて読みたいときはこのページを、力試しをしたいときはクイズ形式をお使いください。

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医学概論全10問

問1 医学概論

人間を対象とする医学研究の倫理的原則について述べたのはどれか。

  1. ヒポクラテスの誓い
  2. ヘルシンキ宣言
  3. ジュネーブ宣言
  4. サンフランシスコ宣言
  5. ウイーン宣言
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正解2

正解は「2」。ヘルシンキ宣言は人間を対象とする医学研究の倫理原則を定めた世界医師会の宣言です。ジュネーブ宣言は医師の職業倫理、ヒポクラテスの誓いは医の倫理の起源です。

問2 医学概論

臨床工学技士法における臨床工学技士について正しいのはどれか。 a.内閣総理大臣から免許を受ける。 b.名称独占について記載されている。 c.チーム医療の理念と役割が条文に盛り込まれている。 d.医師の指示なしに人工心肺装置の操作を行うことができる。 e.医師の指示なしに人工呼吸器の設定変更を行うことができる。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解3

正解は「3(b・c)」。臨床工学技士は名称独占資格で、法には名称の制限が定められています。免許は厚生労働大臣が付与し(内閣総理大臣ではない)、生命維持管理装置の操作は医師の指示の下で行います。

問3 医学概論

タンパク質の構造について誤っているのはどれか。

  1. ペプチド結合したアミノ酸の配列を一次構造という。
  2. αヘリックスは二次構造の形態の一つである。
  3. アミノ酸鎖が折りたたまれた立体構造を三次構造という。
  4. 強酸や強塩基でpHを変化させると構造が変化する。
  5. ヘモグロビンの構造は3つのサブユニットからなる。
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正解5

誤りは「5」。ヘモグロビンはα鎖2本・β鎖2本の計4つのサブユニット(四次構造)からなります。一次〜三次構造、変性の記述は正しいです。

問6 医学概論

細胞小器官について誤っているのはどれか。

  1. 核内にはDNAが存在する。
  2. ミトコンドリアはATPを生成する。
  3. 滑面小胞体はカルシウムを貯蔵する。
  4. ライソゾームは不要な物質を分解する。
  5. ゴルジ体は脂質の分解や合成を担う。
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正解5

誤りは「5」。ゴルジ体はタンパク質の修飾・選別・分泌を担います。脂質の合成は主に滑面小胞体、分解はライソゾームなどが担います。

問7 医学概論

赤血球について正しいのはどれか。

  1. 直径は約100nmである。
  2. 1nLの血液中に約20〜30万個存在する。
  3. 生成には葉酸が必要である。
  4. 腎臓で破壊される。
  5. 寿命は約1週間である。
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正解3

正解は「3」。赤血球の産生には葉酸やビタミンB12が必要です。直径は約7〜8μm、寿命は約120日で、主に脾臓で破壊されます。

問8 医学概論

原尿が通過する経路の順番として正しいのはどれか。

  1. 集合管→近位尿細管→ヘンレ係蹄→遠位尿細管→ボーマン囊
  2. 集合管→近位尿細管→遠位尿細管→ヘンレ係蹄→ボーマン囊
  3. 近位尿細管→集合管→ボーマン囊→ヘンレ係蹄→遠位尿細管
  4. ボーマン囊→近位尿細管→ヘンレ係蹄→遠位尿細管→集合管
  5. ボーマン囊→近位尿細管→遠位尿細管→ヘンレ係蹄→集合管
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正解4

正解は「4」。原尿はボーマン囊→近位尿細管→ヘンレ係蹄→遠位尿細管→集合管の順に流れます。

問9 医学概論

内分泌臓器と分泌ホルモンとの組合せで誤っているのはどれか。

  1. 精巣 - アンドロゲン
  2. 膵臓 - インスリン
  3. 下垂体 - プロラクチン
  4. 甲状腺 - トリヨードサイロニン
  5. 副甲状腺 - カルシトニン
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正解5

誤りは「5」。カルシトニンは甲状腺(傍濾胞細胞)から分泌されます。副甲状腺から分泌されるのはパラソルモン(副甲状腺ホルモン)です。

問10 医学概論

5%ブドウ糖注射液500mL中に含まれる熱量[kcal]はどれか。 ただし、ブドウ糖1gから4kcalが発生するものとする。

  1. 10
  2. 50
  3. 100
  4. 250
  5. 500
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正解3

正解は「3」。5%=100mLあたり5g。500mLでは25gのブドウ糖を含み、25g×4kcal=100kcalとなります。

問17 医学概論

副腎髄質から分泌されるホルモンはどれか。

  1. アドレナリン
  2. アルドステロン
  3. アンドロゲン
  4. オキシトシン
  5. コルチゾール
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正解1

正解は「1」。副腎髄質はアドレナリン(・ノルアドレナリン)を分泌します。アルドステロン・コルチゾール・アンドロゲンは副腎皮質、オキシトシンは下垂体後葉です。

問18 医学概論

交感神経緊張状態はどれか。 a.瞳孔散大 b.心拍数減少 c.血圧低下 d.唾液量増加 e.消化管運動抑制

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解2

正解は「2(a・e)」。交感神経緊張では瞳孔散大・消化管運動抑制が起こります。心拍数減少・血圧低下・唾液増加は副交感神経優位の反応です。

臨床医学総論全14問

問4 臨床医学総論

薬物動態について正しいのはどれか。

  1. 筋肉内注射の効果発現までの時間は静脈内注射よりも短い。
  2. 静脈内注射の血中濃度持続時間は筋肉内注射よりも長い。
  3. 用量反応曲線の50%有効量とは臨床研究で50%の被験者に効果が出る用量である。
  4. 用量反応曲線の50%致死量とは動物実験で50%の動物が死亡する用量である。
  5. 生物学的半減期の4倍の時間が経過すると血中濃度は1/8になる。
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正解4

正解は「4」。50%致死量(LD50)は動物実験で半数が死亡する用量です。静注は効果発現が速く持続は短め、半減期の4倍では1/16になります。

問5 臨床医学総論

がん細胞への自然免疫を担うのはどれか。

  1. NK細胞
  2. B細胞
  3. 形質細胞
  4. ヘルパーT細胞
  5. 細胞傷害性T細胞
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正解1

正解は「1」。NK(ナチュラルキラー)細胞は事前の感作なしに腫瘍細胞やウイルス感染細胞を攻撃する自然免疫の担い手です。他は獲得免疫に関与します。

問11 臨床医学総論

チアノーゼを判定する部位で適切なのはどれか。

  1. 口唇
  2. 手掌
  3. 前額部
  4. 眼球結膜
  5. 眼瞼結膜
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正解1

正解は「1」。チアノーゼは還元ヘモグロビン増加による皮膚・粘膜の暗紫色化で、口唇・爪床・舌など毛細血管が豊富で皮膚の薄い部位で判定します。

問12 臨床医学総論

手術に関連した滅菌、消毒について正しい組合せはどれか。 a.手指 - 次亜塩素酸ナトリウム水溶液 b.粘膜 - ベンザルコニウム塩化物液 c.鋼製小物 - 高圧蒸気滅菌 d.手術室の壁 - ホルムアルデヒド e.腹腔鏡 - 乾熱滅菌

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解3

正解は「3(b・c)」。粘膜にはベンザルコニウム塩化物、鋼製小物には高圧蒸気滅菌が適します。手指消毒に次亜塩素酸は不適、内視鏡は乾熱滅菌に耐えられません。

問13 臨床医学総論

全身麻酔手術の術前スクリーニング検査として適切なのはどれか。 a.胸部X線検査 b.呼吸機能検査 c.ホルター心電図検査 d.脳波検査 e.ABO血液型検査

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。全身麻酔前には胸部X線・呼吸機能検査・血液型検査などが基本です。ホルター心電図や脳波はスクリーニングでは通常行いません。

問14 臨床医学総論

COPDについて誤っているのはどれか。

  1. 男性に多い。
  2. 喫煙者の80%以上に発症する。
  3. スパイロメトリーでFEV1/FVC(1秒率)が70%未満である。
  4. 呼吸リハビリテーションを行う。
  5. インフルエンザワクチン接種が推奨される。
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正解2

誤りは「2」。COPDは喫煙が最大の原因ですが、発症するのは喫煙者の一部(およそ2〜3割程度)で、80%以上ではありません。他の記述は正しいです。

問15 臨床医学総論

正しいのはどれか。

  1. 脱水は血圧を上昇させる。
  2. 起立動作は血圧を上昇させる。
  3. ステロイドホルモンは血圧を低下させる。
  4. 高齢者では脈圧は小さくなる。
  5. 正常では下肢の血圧は上腕よりも高い。
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正解5

正解は「5」。正常では下肢(足首)の血圧は上腕より高くなります(ABIは通常1以上)。脱水や起立で血圧は下がりやすく、ステロイドは血圧を上げ、高齢者は脈圧が大きくなります。

問16 臨床医学総論

拡張期雑音が聴取されるのはどれか。 a.僧帽弁狭窄 b.大動脈弁狭窄 c.肺動脈弁狭窄 d.心室中隔欠損 e.大動脈弁閉鎖不全

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解2

正解は「2(a・e)」。僧帽弁狭窄と大動脈弁閉鎖不全は拡張期雑音を生じます。大動脈弁狭窄・肺動脈弁狭窄・心室中隔欠損は収縮期雑音です。

問19 臨床医学総論

標準予防策において感染性が低いのはどれか。

  1. 唾液
  2. 血液
  3. 尿
  4. 便
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正解5

正解は「5」。標準予防策では汗を除く血液・体液・分泌物・排泄物を感染性がある可能性のあるものとして扱います。汗は感染性が低いとされます。

問20 臨床医学総論

免疫の関与が小さいのはどれか。

  1. 膜性腎症
  2. IgA腎症
  3. ループス腎炎
  4. 糖尿病性腎症
  5. 膜性増殖性糸球体腎炎
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正解4

正解は「4」。糖尿病性腎症は高血糖による代謝・血行動態的な障害が主体で、免疫の関与は小さいです。他は免疫複合体などが関与します。

問21 臨床医学総論

正しいのはどれか。

  1. 男性は乳癌を発症しない。
  2. 子宮頸癌の発症にはEBウイルスが関与する。
  3. 子宮体癌の危険因子に経産婦がある。
  4. 子宮筋腫は閉経にて退縮する。
  5. 卵巣腫瘍は精巣腫瘍よりも発生数が少ない。
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正解4

正解は「4」。子宮筋腫はエストロゲン依存性で閉経後は退縮します。男性も乳癌を発症し得、子宮頸癌はHPV、子宮体癌は未産婦が危険因子です。

問22 臨床医学総論

正しいのはどれか。

  1. 食道癌は女性に多い。
  2. 胃癌による死亡は増加している。
  3. 虚血性腸炎は高齢者に多い。
  4. 潰瘍性大腸炎は大腸癌になりにくい。
  5. クローン病は大腸に限局する。
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正解3

正解は「3」。虚血性腸炎は動脈硬化や便秘を背景に高齢者に多くみられます。食道癌は男性に多く、胃癌死亡は減少傾向、潰瘍性大腸炎は癌化リスクあり、クローン病は全消化管に及びます。

問24 臨床医学総論

SOFAスコアに含まれないのはどれか。

  1. 体温
  2. 血小板数
  3. 平均血圧
  4. ビリルビン値
  5. Glasgow Coma Scale
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正解1

正解は「1」。SOFAスコアは呼吸・凝固(血小板)・肝(ビリルビン)・循環(平均血圧)・中枢神経(GCS)・腎の6項目で評価し、体温は含まれません。

問25 臨床医学総論

医原性免疫不全の原因となるのはどれか。

  1. インスリン
  2. グルカゴン
  3. バゾプレシン
  4. アドレナリン
  5. グルココルチコイド
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正解5

正解は「5」。グルココルチコイド(ステロイド)は免疫抑制作用があり、治療に伴う医原性免疫不全の原因となります。

医用電気電子工学全18問

問46 医用電気電子工学

図に示すように、面積A、厚さdの誘電体1(誘電率ε₁)及び誘電体2(誘電率ε₂)を平行平板電極で挟んだキャパシタがある。このキャパシタの静電容量はどれか。(図参照)

第38回 午前 問46 の図
  1. A / {d(1/ε₁ + 1/ε₂)}
  2. ε₁A / (2d)
  3. A(ε₁+ε₂) / (2d)
  4. A(1/ε₁ + 1/ε₂) / d
  5. ε₁ε₂A / (2d)
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正解1

正解は「1」。厚さdの誘電体1と誘電体2が直列に重なった構造なので、1/C=d/(ε₁A)+d/(ε₂A)=(d/A)(1/ε₁+1/ε₂)。よってC=A/{d(1/ε₁+1/ε₂)}です。

問47 医用電気電子工学

磁化されていない強磁性体に磁界を加え変化させたところ、磁性体内の磁束密度が図の点A、B、C、D、E、Bの順に変化した。残留磁束密度を示す点はどれか。(図参照)

第38回 午前 問47 の図
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正解3

正解は「3(C)」。ヒステリシス曲線で磁界を0に戻したときに残る磁束密度が残留磁束密度で、縦軸(磁界0)との交点Cがこれに当たります。

問48 医用電気電子工学

図の回路で、スイッチSWを閉じた瞬間に流れる電流I[A]はどれか。 ただし、キャパシタの初期電圧は0Vとする。(図参照)

第38回 午前 問48 の図
  1. 0
  2. 0.10
  3. 0.15
  4. 0.20
  5. 0.60
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正解3

正解は「3(0.15A)」。閉じた瞬間はキャパシタの電圧が0Vで短絡とみなせます。その状態での合成抵抗と電源電圧9.0Vから流れる電流を求めると0.15Aになります。

問49 医用電気電子工学

図3の回路を流れる電流I[A]はどれか。 ただし、図1の起電力E_Aと図3の起電力E_Aは等しく、図2の起電力E_Bと図3の起電力E_Bは等しいとする。(図参照)

第38回 午前 問49 の図
  1. 4/3
  2. 3/2
  3. 5/3
  4. 2
  5. 3
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正解1

正解は「1(4/3 A)」。図1・図2から各起電力を求め、重ね合わせの理を用いて図3の電流を計算すると4/3 Aになります。

問50 医用電気電子工学

図の回路の端子AB間のインピーダンスが5Ωであった。抵抗の大きさR[Ω]はどれか。(容量リアクタンス4Ω、誘導リアクタンス4Ω、抵抗7Ωを含む回路。図参照)

第38回 午前 問50 の図
  1. 3
  2. 4
  3. 5
  4. 6
  5. 7
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正解2

正解は「2(4Ω)」。容量リアクタンスと誘導リアクタンスの並列・直列を整理し、合成インピーダンスの大きさが5Ωとなる条件からR=4Ωが求まります。

問51 医用電気電子工学

ブラシ付きDCモータについて誤っているのはどれか。

  1. モータに流す電流の向きを反転すると回転方向が反転する。
  2. モータに流す電流を大きくするとトルクが増加する。
  3. ブラシと整流子の接触は電気的ノイズの原因となる。
  4. 外力によって回転させると発電機として機能する。
  5. 回転子に永久磁石を用いる。
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正解5

誤りは「5」。ブラシ付きDCモータは回転子(電機子)にコイル、固定子に永久磁石を用いるのが一般的で、回転子は永久磁石ではありません。

問52 医用電気電子工学

常温において正しいのはどれか。

  1. 純水は導体とみなせる。
  2. 銅よりも金の抵抗率は小さい。
  3. 物質の導電率は電流に比例する。
  4. 電流密度は物質の抵抗値に比例する。
  5. 電線の抵抗値は断面積に反比例する。
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正解5

正解は「5」。導線の抵抗R=ρL/Aで、断面積Aに反比例します。純水はほぼ絶縁体、抵抗率は銅<金、導電率は物質固有で電流に依存しません。

問53 医用電気電子工学

正しいのはどれか。

  1. LED光はコヒーレント光である。
  2. 太陽電池のエネルギー変換効率は75〜80%である。
  3. フォトカプラは動脈血酸素飽和度計測のセンサに用いられる。
  4. フォトダイオードに順方向電圧を印加して受光素子とする。
  5. サーモカメラでの撮影には外部の光源は不要である。
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正解5

正解は「5」。サーモカメラは物体が放射する赤外線を検出するため外部光源は不要です。LEDは非コヒーレント、太陽電池の効率は約20%前後、フォトダイオードは逆方向で用います。

問54 医用電気電子工学

正しいのはどれか。

  1. 焦電素子は磁気計測に利用される。
  2. サーミスタは非接触に体温計測できる。
  3. ひずみゲージは圧電効果を利用した素子である。
  4. 抵抗膜方式のタッチパネルは手袋装着時でも動作する。
  5. サーモグラフィはファラデーの法則を利用した装置である。
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正解4

正解は「4」。抵抗膜方式は上下の導電膜が押されて接触することで検出するため、手袋装着時でも動作します。焦電素子は赤外線検出、サーミスタは接触式、ひずみゲージは抵抗変化を利用します。

問55 医用電気電子工学

図の回路で10kΩの抵抗に流れる電流の大きさ[mA]はどれか。 ただし、Aは理想演算増幅器とする。(入力2V、1kΩ、10kΩ。図参照)

第38回 午前 問55 の図
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
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正解2

正解は「2(2mA)」。反転増幅回路では入力抵抗に流れる電流がそのまま帰還抵抗(10kΩ)にも流れます。仮想接地により1kΩに2V/1kΩ=2mAが流れ、10kΩにも2mAが流れます。

問56 医用電気電子工学

周波数3GHz用のアンテナ長[cm]として適切なのはどれか。

  1. 2.5
  2. 10
  3. 25
  4. 50
  5. 100
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正解1

正解は「1(2.5cm)」。波長λ=c/f=3×10⁸/3×10⁹=0.1m=10cm。1/4波長アンテナではλ/4=2.5cmとなり、選択肢では2.5cmが適切です。

問57 医用電気電子工学

論理式 A+(B・C) に等しいのはどれか。

  1. A・(B+C)
  2. (A+B)・(A+C)
  3. (A・B)+(A・C)
  4. A・(B̄・C̄)+(B・C)
  5. Ā・(B̄+C̄)
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正解2

正解は「2」。分配法則により A+(B・C)=(A+B)・(A+C) と変形できます。

問58 医用電気電子工学

2進数101と1011の積はどれか。

  1. 10001
  2. 101001
  3. 101011
  4. 110111
  5. 1011011
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正解4

正解は「4」。101(=5)×1011(=11)=55=2進数で110111です。

問59 医用電気電子工学

1枚10Mbyteのディジタル画像を1秒間に10枚伝送したい。最低限必要な伝送速度(bps)はどれか。

  1. 1Mbps
  2. 10Mbps
  3. 100Mbps
  4. 1Gbps
  5. 10Gbps
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正解4

正解は「4(1Gbps)」。10Mbyte×10枚/秒=100Mbyte/秒。1byte=8bitなので100×8=800Mbps。最低限これを上回る1Gbpsが必要です。

問60 医用電気電子工学

ルータの基本機能はどれか。 a.異なるネットワーク間のデータ転送を中継する。 b.IPアドレスに基づいて転送経路を選択する。 c.経路ごとにユーザ認証を行う。 d.データに消失や誤りがないかチェックする。 e.データを暗号化する。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解1

正解は「1(a・b)」。ルータは異なるネットワーク間を中継し、IPアドレスに基づいて経路選択(ルーティング)を行います。認証・誤り制御・暗号化は基本機能ではありません。

問61 医用電気電子工学

情報セキュリティ対策に使われるファイアウォールの機能はどれか。

  1. ウイルスを検出して駆除する。
  2. ネットワークを監視し不正アクセスを防ぐ。
  3. 標的型メールを遮断する。
  4. 暗号化されたファイルを復号する。
  5. OSの脆弱性を修正する。
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正解2

正解は「2」。ファイアウォールはネットワークの通信を監視・制御し、外部からの不正アクセスを防ぎます。ウイルス駆除や脆弱性修正は別のソフト・対策が担います。

問62 医用電気電子工学

電子カルテシステムに要求される「見読性」について説明したものはどれか。 a.データ入力・修正の履歴を記録する。 b.権限のない操作者によるデータへのアクセスを管理する。 c.法令で定める期間にわたって復元可能な状態で保存する。 d.必要なときに必要な形でデータを確認することができる。 e.紙カルテと同様に時系列でデータを確認することができる。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解5

正解は「5(d・e)」。見読性とは、必要なときに必要な形で(時系列などで)データを直ちに確認できることを指します。履歴記録・アクセス管理は真正性、長期保存は保存性の要件です。

問63 医用電気電子工学

e^(−at) をラプラス変換したものはどれか。 ただし、sはラプラス変数である。

  1. s+a
  2. as
  3. s/a
  4. a/(s+1)
  5. 1/(s+a)
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正解5

正解は「5」。指数関数 e^(−at) のラプラス変換は 1/(s+a) です。

医用機械工学全5問

問80 医用機械工学

質量500gのおもりを糸でつるした。糸にかかる張力[N]はどれか。 ただし、重力加速度は9.8m/s²とする。

  1. 0.49
  2. 4.9
  3. 49
  4. 98
  5. 490
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正解2

正解は「2(4.9N)」。張力=質量×重力加速度=0.5kg×9.8m/s²=4.9Nです。

問81 医用機械工学

非鉄金属材料の引張試験について正しいのはどれか。 a.応力−ひずみ線図が得られる。 b.ヤング率を求めることができる。 c.比例限度での応力は弾性限度の応力よりも大きい。 d.上降伏点が存在する。 e.耐力に相当する外力を与えた場合、永久ひずみが残る。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。引張試験で応力−ひずみ線図が得られ、その傾きからヤング率が求まり、耐力(0.2%耐力)に相当する外力では永久ひずみが残ります。比例限度<弾性限度で、非鉄金属は明瞭な上降伏点をもたないものが多いです。

問82 医用機械工学

ある流路の内径d[m]、平均流速V[m/s]、密度ρ[kg/m³]、粘性係数μ[Pa・s]、動粘性係数ν[m²/s]とするとき、レイノルズ数を表す式はどれか。 a.Vd/ν b.ν/(ρVd) c.ρV/ν d.Vd/(ρμ) e.ρVd/μ

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解2

正解は「2(a・e)」。レイノルズ数Re=ρVd/μ=Vd/ν(ν=μ/ρ)で表されます。

問83 医用機械工学

血液の粘性に関して正しいのはどれか。

  1. ずり(せん断)速度は粘性係数に比例する。
  2. ヘマトクリット値が増加すると粘性係数は減少する。
  3. 血球を除去するとニュートン流体とみなせる。
  4. 集軸効果ではみかけの粘性が増加する。
  5. 集軸効果は連銭形成に起因する。
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正解3

正解は「3」。血球を除いた血漿はほぼニュートン流体とみなせます。血液は非ニュートン流体で、ヘマトクリット増加で粘性は上昇、集軸効果ではみかけの粘性は低下します。

問84 医用機械工学

静止した観測者に音源がまっすぐに接近している。音源の振動数の10%高い音が観測者に聞こえたとき、音源が近づく速さ[km/h]に最も近いのはどれか。 ただし、音速を340m/sとする。

  1. 80
  2. 90
  3. 100
  4. 110
  5. 120
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正解4

正解は「4(約110km/h)」。ドップラー効果より f'/f=V/(V−v)=1.1。v=V(1−1/1.1)=340×0.0909≒30.9m/s≒111km/hとなります。

生体物性材料工学全6問

問85 生体物性材料工学

生体の電気的特性で正しい組合せはどれか。

  1. α分散 - 水分子の緩和現象に由来
  2. α分散 - 数十MHz
  3. β分散 - 細胞構造に由来
  4. β分散 - 数十GHz
  5. γ分散 - イオンの集散に由来
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正解3

正解は「3」。β分散は細胞膜など細胞構造(の充放電)に由来し、数百kHz〜数MHz帯にみられます。α分散はイオンの集散(低周波)、γ分散は水分子の緩和(数GHz)です。

問86 生体物性材料工学

血管の力学特性について正しいのはどれか。 a.変形挙動は線形である。 b.ヒステリシスをもたない。 c.力学的等方性を示す。 d.エラスチンはコラーゲンよりも弾性率が小さい。 e.応力を負荷するとクリープ現象が生じる。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解5

正解は「5(d・e)」。エラスチンはコラーゲンより弾性率が小さく(柔らかく)、血管は粘弾性体でありクリープ現象を示します。変形は非線形でヒステリシスをもち、力学的に異方性です。

問87 生体物性材料工学

J/kgに相当する固有単位はどれか。 a.H(ヘンリー) b.Bq(ベクレル) c.Gy(グレイ) d.Sv(シーベルト) e.Wb(ウェーバ)

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解4

正解は「4(c・d)」。吸収線量Gy(グレイ)と等価線量・実効線量Sv(シーベルト)はいずれもJ/kgの次元をもつ固有単位です。

問88 生体物性材料工学

同じ質量で温度を1℃上昇させるために必要なエネルギーが最も大きいのはどれか。

  1. 血漿
  2. 脂肪
  3. コラーゲン
  4. リン酸カルシウム
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正解2

正解は「2」。比熱が大きいほど必要エネルギーは大きくなります。水分を多く含む血漿は比熱が大きく、選択肢の中で最も大きなエネルギーを要します。

問89 生体物性材料工学

生体に接触する全ての医療機器において考慮すべき生物学的安全性評価項目はどれか。 a.感作性試験 b.細胞毒性試験 c.埋植試験 d.血液適合性試験 e.刺激性または皮内反応試験

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。接触の種類・期間によらず基本的に評価する項目として細胞毒性・感作性・刺激性(皮内反応)試験があります。埋植試験や血液適合性試験は接触部位に応じて追加されます。

問90 生体物性材料工学

医療機器とその材料との組合せで正しいのはどれか。

  1. 人工弁弁葉 - ステンレス鋼
  2. 人工肺用ガス交換膜 - ポリスルフォン
  3. ガイドワイヤ - ニッケル・チタン合金
  4. 人工歯根 - 高密度ポリエチレン
  5. 血液透析膜 - ポリジメチルシロキサン
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正解3

正解は「3」。ガイドワイヤには形状記憶・超弾性をもつニッケル・チタン合金が用いられます。人工肺膜はポリプロピレン、人工歯根はチタン、血液透析膜はポリスルフォンなどが代表的です。

生体機能代行装置学全16問

問64 生体機能代行装置学

酸素療法で使用する機器で一方弁が付いているのはどれか。

  1. 鼻カニューラ
  2. オープンマスク
  3. ベンチュリーマスク
  4. リザーバ付き酸素マスク
  5. ハイフローネーザルカニューラ
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正解4

正解は「4」。リザーバ付き酸素マスクは、呼気がリザーバへ逆流しないように一方弁が付いており、高濃度酸素を供給できます。

問65 生体機能代行装置学

高気圧酸素治療の適応疾患はどれか。

  1. 開放性骨折
  2. 急性心筋梗塞
  3. 中耳炎
  4. 網膜動脈閉塞症
  5. 急性副鼻腔炎
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正解4

正解は「4」。網膜動脈閉塞症は高気圧酸素治療の適応です。中耳炎・副鼻腔炎は含気腔の圧外傷リスクから注意を要し、適応ではありません。

問66 生体機能代行装置学

成人男性(体重50kg)に対する人工呼吸器装着の初期設定として適切でないのはどれか。

  1. 換気回数を12回/分とした。
  2. 1回換気量を500mLとした。
  3. 吸気時間と呼気時間の比(I:E比)を2:1とした。
  4. 呼気終末陽圧(PEEP)を3cmH₂Oとした。
  5. トリガ感度を−1〜−2cmH₂Oとした。
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正解3

適切でないのは「3」。通常のI:E比は1:2程度で呼気時間を長くとります。2:1(吸気が長い)は逆比換気であり初期設定としては不適切です。

問67 生体機能代行装置学

メインストリーム方式のカプノメータについて誤っているのはどれか。

  1. プローブには赤色光の光源を使用している。
  2. アダプタが死腔となる。
  3. サイドストリーム方式に比べて応答が速い。
  4. セルの汚れや水滴の付着により測定誤差を生じる。
  5. ICUなどでの長期間の人工呼吸管理に使用される。
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正解1

誤りは「1」。カプノメータはCO₂が吸収する赤外線を利用します(赤色光ではありません)。メインストリーム方式は気道に直接センサを置くため応答が速い一方、アダプタが死腔となります。

問68 生体機能代行装置学

酸素濃縮器について正しいのはどれか。 a.酸素濃縮膜を用いた機器では90%程度の酸素濃度が得られる。 b.吸着分離型を用いた機器では40%程度の酸素濃度が得られる。 c.吸着分離型では機器の発熱が問題になる。 d.停電に備えてバッテリーを内蔵したものが望ましい。 e.自家発電機は指定のもの以外は安全性に保証がない。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解5

正解は「5(c・d・e)」。吸着分離(PSA)型は圧縮に伴う発熱が問題となり得、停電対策のバッテリーや指定外の自家発電機の注意が必要です。膜型は約40%、吸着型は約90%の酸素濃度が得られます。

問69 生体機能代行装置学

人工呼吸管理中の加温加湿について正しいのはどれか。

  1. 加温加湿器では定期的に水道水を追加する。
  2. 加温加湿器のヒータワイヤは呼気回路に組み入れる。
  3. 人工鼻ではネブライザの併用が有用である。
  4. 人工鼻では分泌物が多いと呼吸抵抗が上昇する。
  5. 人工鼻は加温加湿器と比べて加湿性能が優れている。
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正解4

正解は「4」。人工鼻は分泌物や水分が付着すると目詰まりを起こし呼吸抵抗が上昇します。加湿には滅菌精製水を用い、ヒータワイヤは吸気回路に入れ、人工鼻とネブライザ併用は禁忌です。

問70 生体機能代行装置学

遠心ポンプはどれか。(図参照)

第38回 午前 問70 の図
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
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正解3

正解は「3」。遠心ポンプは羽根車(インペラ)の回転による遠心力で血液を送り出す構造で、図の該当するものが遠心ポンプです。

問71 生体機能代行装置学

人工心肺による体外循環中の血液希釈の効果で正しいのはどれか。 a.溶血が軽減する。 b.輸血量が減少する。 c.組織浮腫が軽減する。 d.酸素解離曲線が右方移動する。 e.脂肪塞栓が軽減する。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。血液希釈により血液粘度が下がって溶血や脂肪塞栓が軽減し、輸血量も減らせます。膠質浸透圧低下により組織浮腫はむしろ増えやすくなります。

問72 生体機能代行装置学

人工心肺による体外循環中の生体反応において血中で上昇するのはどれか。 a.レニン活性 b.血清カリウム c.血清カルシウム d.プロスタグランジン e.心房性ナトリウム利尿ペプチド

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解3

正解は「3(a・d・e)」。体外循環では非拍動流やストレス反応でレニン活性・プロスタグランジン・ANPが上昇します。血清カルシウムは希釈で低下しやすいです。

問73 生体機能代行装置学

人工心肺による体外循環で正しいのはどれか。 a.中心静脈圧は15mmHg以上を維持する。 b.平均血圧は100mmHg以上を維持する。 c.ヘマトクリット値は20%以上を維持する。 d.混合静脈血酸素飽和度は70%以上を維持する。 e.成人の灌流量は中等度低体温では60〜80mL/(分・kg)である。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解5

正解は「5(c・d・e)」。ヘマトクリットは20%以上、混合静脈血酸素飽和度は70%以上を目安に維持し、灌流量は概ね60〜80mL/(分・kg)です。中心静脈圧は低く、平均血圧は概ね60mmHg前後で管理します。

問74 生体機能代行装置学

図のAの動脈圧波形を示す補助循環装置について正しいのはどれか。(A駆動時・B非駆動時。図参照)

第38回 午前 問74 の図
  1. 流量補助の装置である。
  2. 心筋酸素消費量を減少させる。
  3. ACTを400秒以上で管理する。
  4. 大動脈弁狭窄症には禁忌である。
  5. 心内留置型ポンプカテーテルと併用する。
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正解2

正解は「2」。図はIABP(大動脈内バルーンパンピング)の圧波形で、拡張期に冠血流を増やし後負荷を軽減して心筋酸素消費量を減少させます。圧補助(容量補助ではない)で、大動脈弁閉鎖不全が禁忌です。

問75 生体機能代行装置学

血液透析の治療で直接改善される病態はどれか。 a.高リン血症 b.腎性貧血 c.二次性副甲状腺機能亢進症 d.低栄養 e.代謝性アシドーシス

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解2

正解は「2(a・e)」。血液透析ではリンの除去(高リン血症の改善)や重炭酸の補充(代謝性アシドーシスの改善)が直接得られます。腎性貧血や副甲状腺機能亢進は薬物などの併用が必要です。

問76 生体機能代行装置学

オンライン血液透析濾過で誤っているのはどれか。

  1. 前希釈法の方が後希釈法に比べ濾過流量当たりの物質除去効率が高い。
  2. 承認された多用途透析装置の使用が必要である。
  3. 置換液の清浄度はエンドトキシン濃度と細菌数の両方で規定される。
  4. ヘモダイアフィルタの使用が必須である。
  5. β₂ミクログロブリンの分子量以上の中分子溶質の除去を目的とする。
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正解1

誤りは「1」。前希釈法は希釈により濾液中の溶質濃度が下がるため、同じ濾過流量あたりの除去効率は後希釈法より低くなります。他の記述は正しいです。

問77 生体機能代行装置学

図に示す中空糸膜が10000本、平行に束ねられてハウジングに詰められているダイアライザでは全中空糸内容量が約70mLである。血流量が200mL/minのとき、血液が中空糸の内側を通過するおよその平均時間[s]はどれか。 ただし、膜を介した血液成分の移動は無視できるものとする。(図参照)

第38回 午前 問77 の図
  1. 10
  2. 20
  3. 30
  4. 40
  5. 60
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正解2

正解は「2(約20s)」。通過時間=内容量÷流量=70mL÷200mL/min=0.35min=21秒≒約20秒となります。

問78 生体機能代行装置学

ダイアライザで正しいのはどれか。

  1. 中空糸型では、透析液はハウジング(外筒)近傍ほど流れやすい。
  2. ポリスルフォン膜は対称構造を示す。
  3. 血液と透析液とは同じ向きに流れる。
  4. 積層型ダイアライザが広く使用されている。
  5. 生体適合性が低い膜では補体の活性化が少ない。
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正解1

正解は「1」。中空糸型では外筒(ハウジング)近傍で透析液が流れやすい傾向があります。ポリスルフォン膜は非対称構造、血液と透析液は向流、現在は中空糸型が主流、生体適合性が低い膜ほど補体活性化が強くなります。

問79 生体機能代行装置学

血液透析に該当しない現象はどれか。 a.拡散 b.濾過 c.吸着 d.分解 e.吸収

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解5

正解は「5(d・e)」。血液透析では拡散・濾過・(膜への)吸着が物質除去に関与します。分解や吸収は透析の原理には該当しません。

医用治療機器学全6問

問33 医用治療機器学

電気メスによる熱傷の原因として考えられるのはどれか。 a.高周波非接地(フローティング)形電気メスの使用 b.消毒液の貯留 c.対極板の接触不良 d.身体の部分同士の接触 e.ディスポーザブル対極板の使用

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解4

正解は「4(b・c・d)」。消毒液の貯留による引火・熱傷、対極板の接触不良による対極板部熱傷、身体接触部への電流集中が原因になります。フローティング形やディスポ対極板はむしろ安全対策です。

問34 医用治療機器学

体外式除細動器で正しいのはどれか。 a.電極ペーストを使用しないと除細動効果が低下する。 b.電源コードをコンセントに接続した状態で保管する。 c.出力端子はフローティングされている。 d.二相性波形の極性の反転にはコイルを使用する。 e.通電テストには500Ωの負荷抵抗を使用する。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解1

正解は「1(a・b・c)」。電極ペーストは接触抵抗を下げ効果と熱傷防止に必要、常時充電のため電源接続で保管、出力端子はフローティングされています。通電テストの標準負荷は50Ωなので「500Ω」とするeは誤り、二相性波形の極性反転はスイッチング(Hブリッジ)で行うためコイルとするdも誤りです。

問35 医用治療機器学

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)治療について誤っているのはどれか。 a.治療前には冠動脈CT検査が有用である。 b.薬剤溶出ステントは金属ステントよりも再狭窄率が高い。 c.経胸壁心臓超音波診断装置が必要である。 d.ロータブレータでは一時的に冠動脈血流の減少が起こる。 e.治療後は抗血小板療法を行う。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解3

誤りは「3(b・c)」。薬剤溶出ステントは金属ステントより再狭窄率が低く、PCIに経胸壁心臓超音波は必須ではありません(X線透視下で行う)。

問36 医用治療機器学

超音波凝固切開装置について誤っているのはどれか。

  1. アクティブブレードが振動する。
  2. 把持力を強めることで切離できる。
  3. 100℃前後で組織凝固させる。
  4. 術野に煙が発生しやすい。
  5. 止血能力に優れる。
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正解4

誤りは「4」。超音波凝固切開装置は電気メスに比べ発生温度が低く(およそ100℃前後)、術野の煙(サージカルスモーク)は少ないのが特徴です。

問37 医用治療機器学

ロボット支援下腹腔鏡手術について正しいのはどれか。 a.全身麻酔下で実施する。 b.手術器具を腹腔に入れて手術する。 c.開腹手術の準備は不要である。 d.プログラムに基づいたロボットによる自律的手術である。 e.操作用コンソールは患者と異なる部屋に設置できる。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。全身麻酔下で腹腔に器具を入れて行い、操作用コンソールは患者から離れた場所に設置できます。開腹への移行準備は必要で、術者が操作する遠隔操作であり自律手術ではありません。

問38 医用治療機器学

低温常圧型の冷凍手術器で使用される冷却剤はどれか。

  1. アルゴン
  2. 亜酸化窒素(笑気)
  3. 液化二酸化炭素
  4. 液体ヘリウム
  5. 液体窒素
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正解5

正解は「5」。低温常圧型(寒剤を直接用いる)の冷凍手術器では液体窒素(−196℃)が用いられます。

生体計測装置学全7問

問26 生体計測装置学

繰り返し測定し平均することで影響を小さくできる誤差はどれか。

  1. 偶然誤差
  2. 個人誤差
  3. 系統誤差
  4. 理論的誤差
  5. 測定器誤差
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正解1

正解は「1」。偶然誤差はランダムに生じるため、繰り返し測定して平均するとその影響を小さくできます。系統誤差は平均しても残ります。

問27 生体計測装置学

生体信号の処理について正しいのはどれか。

  1. 基線ドリフトの影響を低減するために加算平均を用いる。
  2. 信号波形のピーク位置は微分演算で検出できる。
  3. 高周波雑音を除去するためにハムフィルタを用いる。
  4. 不規則雑音に埋もれた繰り返し信号は移動平均で検出できる。
  5. アナログ信号をディジタル信号に変換するためにフーリエ変換を用いる。
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正解2

正解は「2」。波形のピークは傾きが0になる点で、微分演算により検出できます。基線ドリフトは高域通過フィルタ、ハムは50/60Hz除去、繰り返し信号は加算平均で検出します。

問28 生体計測装置学

ディジタル心電計において、Ⅰ-Ⅱ/2 によって求められる誘導はどれか。 ただし、Ⅰは第Ⅰ誘導、Ⅱは第Ⅱ誘導を示す。

  1. 第Ⅲ誘導
  2. aVR誘導
  3. aVL誘導
  4. aVF誘導
  5. V₁誘導
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正解3

正解は「3(aVL誘導)」。aVL=Ⅰ-Ⅱ/2=(2Ⅰ-Ⅱ)/2=(Ⅰ-Ⅲ)/2で表されます(Ⅲ=Ⅱ-Ⅰより)。標準肢誘導から演算で求められる増幅単極肢誘導です。

問29 生体計測装置学

オシロメトリック法による血圧測定で正しいのはどれか。

  1. 中心静脈圧が測定できる。
  2. 不整脈は測定誤差の原因となる。
  3. 1心拍ごとに血圧を連続測定できる。
  4. 聴診法よりも周囲の雑音の影響を受けやすい。
  5. カフ圧が最高血圧と等しいとき脈波振動の振幅が最大となる。
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正解2

正解は「2」。オシロメトリック法は脈波振動の振幅変化から血圧を求めるため、不整脈があると振動が乱れ誤差の原因になります。振幅が最大となるのは平均血圧付近です。

問30 生体計測装置学

リリー型呼吸流量計の測定に用いるのはどれか。

  1. 差圧
  2. 温度変化
  3. カルマン渦列
  4. 可動円筒の変位
  5. 超音波伝播時間差
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正解1

正解は「1」。リリー(Lilly)型ニューモタコグラフは、細かい抵抗(金網)の前後に生じる差圧から流量を求めます。

問31 生体計測装置学

超音波画像計測について正しいのはどれか。

  1. Bモードでは反射波信号が強いほど暗く表示される。
  2. Mモードで左室駆出率が概算できる。
  3. コンベックス走査ではプローブに近いほど広視野が得られる。
  4. 超音波の波長が短いほど深部を描出できる。
  5. パワードプラ法では血流方向を表示できる。
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正解2

正解は「2」。Mモードは1本のビームの時間変化を表示し、左室径の変化から駆出率を概算できます。Bモードは強い反射ほど明るく、周波数が高い(波長が短い)ほど分解能は上がるが減衰し浅部向きです。

問32 生体計測装置学

X線による撮像について正しいのはどれか。 a.神経の走行方向の観察に適している。 b.臓器の動きの撮影が可能である。 c.組織を透過したX線を画像化する。 d.造影剤は空間分解能の改善のために使用する。 e.得られる画像の空間分解能は5mm程度である。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
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正解3

正解は「3(b・c)」。X線透視で臓器の動きを撮影でき、組織を透過したX線を画像化します。神経描出はMRIが得意、造影剤はコントラスト改善が目的、空間分解能はmm以下です。

医用機器安全管理学全7問

問39 医用機器安全管理学

1kHzでの最小感知電流が1mAとすると、100kHzではおよそ何mAになるか。

  1. 0.1
  2. 1
  3. 10
  4. 100
  5. 1000
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正解4

正解は「4(約100mA)」。電撃の感知・反応の閾値は約1kHzを超えると周波数に比例して上昇します。1kHz→100kHzで約100倍となり、1mA×100=約100mAになります。

問40 医用機器安全管理学

ME機器について正しいのはどれか。 a.B形装着部は外部電圧の印加に対して保護されている。 b.CF形装着部はミクロショック対策が施されている。 c.内部電源ME機器の電源はフローティングされている。 d.クラスⅠのME機器は接地極付2極(3P)プラグが必要である。 e.クラスⅡのME機器の追加保護手段は基礎絶縁である。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答と解説を見る

正解4

正解は「4(b・c・d)」。CF形はミクロショック対策、内部電源機器の電源はフローティング、クラスⅠは3Pプラグで接地します。外部電圧保護はF形(BF/CF)、クラスⅡの追加保護は補強絶縁(二重絶縁)です。

問41 医用機器安全管理学

非接地配線方式の構成に含まれないのはどれか。

  1. 漏電遮断器
  2. 絶縁変圧器
  3. 絶縁監視装置
  4. 電流監視装置
  5. 過電流警報装置
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正解1

正解は「1」。非接地配線方式は絶縁変圧器・絶縁監視装置などで構成され、地絡時に電源を遮断しない(=手術中の停電を避ける)ため漏電遮断器は用いません。

問42 医用機器安全管理学

JIS T0601-1で規定する電気的な単一故障状態はどれか。 a.3Pプラグの接地ピンの折損 b.電源導線のいずれか1本の断線 c.強化絶縁の短絡 d.電源導線と金属筐体の接触 e.沿面距離または空間距離のいずれかの短絡

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解2

正解は「2(a・b・e)」。単一故障状態には保護接地線の断線(接地ピン折損)、電源導線1本の断線、沿面・空間距離の短絡などが該当します。強化絶縁の短絡や筐体接触は該当しません。

問43 医用機器安全管理学

JIS T0601-1で規定されている図の漏れ電流測定用器具(MD)について正しいのはどれか。(図参照) a.R₂は10kΩである。 b.R₁とR₂には無誘導抵抗器を用いる。 c.R₁とC₁で遮断周波数1kHzの低域通過フィルタを構成している。 d.電圧測定器の指示値が100mVのとき、漏れ電流値は100μAである。 e.電圧測定器の入力インピーダンスは100kΩである。

第38回 午前 問43 の図
  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
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正解4

正解は「4(b・c・d)」。このMDはR₁=10kΩ、R₂=1kΩ、C₁=0.015μFで、R₁・R₂には無誘導抵抗器を用い(b)、R₁とC₁で人体の周波数特性を模擬する低域通過フィルタ(遮断約1kHz)を構成します(c)。電圧測定器はC₁側に接続されており、低周波ではR₁での電圧降下が無視できるため、指示値は1kΩ相当(R₂両端)の電圧に等しくなります。よって漏れ電流=電圧÷1kΩで、指示100mVなら100μAです(d)。aはR₂が1kΩなので誤り、eは入力インピーダンスがこれより十分高い(約1MΩ)ので誤りです。

問44 医用機器安全管理学

ボンベ内の液化二酸化炭素の重量が2.5kgのとき、およそのガス残量[L]はどれか。 ただし、二酸化炭素のモル質量は44g/mol、モル体積は22.4L/molとする。

  1. 150
  2. 360
  3. 500
  4. 750
  5. 1200
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正解5

正解は「5(約1200L)」。物質量=2500g÷44g/mol≒56.8mol。体積=56.8mol×22.4L/mol≒1273L≒約1200Lとなります。

問45 医用機器安全管理学

誤っている組合せはどれか。

  1. FMEA - 故障モード影響解析
  2. FTA - 故障の木解析
  3. MTBF - 平均動作不能時間
  4. MTTR - 平均修復時間
  5. アベイラビリティ - 機器の利用可能な確率
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正解3

誤りは「3」。MTBF(Mean Time Between Failures)は平均故障間隔(動作可能な時間の平均)です。平均動作不能時間ではありません。