問1 医学概論
図のグラフより、令和2年(2020)の従属人口指数[100×(年少人口+老年人口)/生産年齢人口]に近いのはどれか。(図参照)
- 10
- 30
- 50
- 70
- 100
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正解4
正解は「4」。令和2年の年少人口(0〜14歳)は約1500万人、老年人口(65歳以上)は約3600万人、生産年齢人口(15〜64歳)は約7500万人です。従属人口指数=100×(1500+3600)/7500=100×5100/7500≒68 となり、およそ70です。
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臨床工学技士国家試験 第36回 午後 の全90問を、問題・選択肢・解答・解説の順に掲載しています。まとめて読みたいときはこのページを、力試しをしたいときはクイズ形式をお使いください。
図のグラフより、令和2年(2020)の従属人口指数[100×(年少人口+老年人口)/生産年齢人口]に近いのはどれか。(図参照)
正解4
正解は「4」。令和2年の年少人口(0〜14歳)は約1500万人、老年人口(65歳以上)は約3600万人、生産年齢人口(15〜64歳)は約7500万人です。従属人口指数=100×(1500+3600)/7500=100×5100/7500≒68 となり、およそ70です。
臨床工学技士法および施行令、施行規則で定めている臨床工学技士の業務内容について誤っているのはどれか。
正解2
正解は「2」。臨床工学技士の免許を与えるのは厚生労働大臣です。内閣総理大臣ではありません。他の記述は臨床工学技士法および施行令・施行規則の定めどおりです。
細胞傷害の適応現象として適切でないのはどれか。
正解3
正解は「3」。細胞が傷害に対して生き延びるための適応現象は、萎縮・肥大・過形成・化生です。低形成は発生の段階で組織が十分に作られない先天的な状態で、適応現象ではありません。
解剖学的死腔が150mLの人が、以下に示すAからEの換気を行った。誤っているのはどれか。[換気A] 1回換気量:500mL、分時換気回数:12回[換気B] 1回換気量:400mL、分時換気回数:12回[換気C] 1回換気量:400mL、分時換気回数:20回[換気D] 1回換気量:300mL、分時換気回数:20回[換気E] 1回換気量:400mL、分時換気回数:24回
正解3
正解は「3」。分時肺胞換気量は(1回換気量−死腔)×回数です。換気Cは(400−150)×20=5000mL/分、換気Dは(300−150)×20=3000mL/分で等しくありません。なおAとDの分時換気量はともに6000mL/分、AとBの分時死腔換気量はともに150×12=1800mL/分、1回肺胞換気量はAが350mLで最多、分時肺胞換気量はEの6000mL/分が最多です。
上腕動脈の血圧について正しいのはどれか。 a.平均血圧は収縮期血圧と拡張期血圧の加算平均である。 b.聴診法による血圧測定ではクスマウル音を聴取する。 c.収縮期血圧と拡張期血圧との差が脈圧である。 d.細動脈の血管抵抗増加により上昇する。 e.交感神経興奮により上昇する。
正解5
正解は「5(c・d・e)」。脈圧は収縮期血圧と拡張期血圧の差、細動脈の血管抵抗増加や交感神経の興奮はいずれも血圧を上げます。aの平均血圧は「拡張期血圧+脈圧/3」で単純平均ではなく、bの聴診法で聴くのはコロトコフ音です。
ネフロンにおいてアミノ酸のほとんどが再吸収される部位はどれか。(図参照)
正解2
正解は「2」。グルコースやアミノ酸は近位尿細管でそのほとんどが再吸収されます。図のBが近位尿細管にあたります。ヘンレのループでは水と電解質、遠位尿細管・集合管ではホルモンの調節を受けた再吸収が行われます。
消化酵素と消化液との組合せで誤っているのはどれか。 a.ペプシン ― 胃液 b.トリプシン ― 膵液 c.アミラーゼ ― 胆汁 d.スクラーゼ ― 唾液 e.リパーゼ ― 膵液
正解4
正解は「4(c・d)」。cの胆汁には消化酵素は含まれず、脂肪を乳化する胆汁酸が主成分です(アミラーゼは唾液と膵液)。dのスクラーゼは小腸粘膜の膜消化酵素で、唾液には含まれません。
1日あたりのエネルギー消費量が2500kcalであるときの熱産生率[W]として最も値が近いのはどれか。ただし、1cal=4.2Jとする。
正解1
正解は「1」。2500kcal=2500×1000×4.2J=1.05×10⁷J です。1日は 24×60×60=86400秒なので、熱産生率は 1.05×10⁷÷86400≒122W となり、およそ120Wです。
図のように基質Xから酵素Aにより代謝物Yが生成され、さらに代謝物Yから酵素Bにより代謝物Zが生成される。ある患者では酵素Aの活性は正常で、酵素Bの活性が極度に低下していた。この患者の体内におけるY、Zの量について正しいのはどれか。ただし、基質Xは十分に供給され、代謝物Zは正常に排泄されるものとする。(図参照)
正解4
正解は「4」。酵素Bが働かないと、その手前の代謝物Yは次の段階に進めず体内に溜まって増加します。一方、Yから作られるZは産生されないうえ排泄は続くので減少します。先天性代謝異常症で基質が蓄積する仕組みと同じ考え方です。
酵素反応について正しいのはどれか。
正解3
正解は「3」。酵素の反応は活性中心(活性部位)という特定の部位で起こり、基質特異性の元になっています。1の酵素は活性化エネルギーを下げ、2の酵素の本体はタンパク質、4は至適温度を超えると失活して速度が落ち、5は基質濃度を上げても酵素が飽和すると速度は頭打ちになります。
医薬品添付文書において赤枠で記載される項目はどれか。 a.禁忌 b.警告 c.副作用 d.効果又は効能 e.重要な基本的注意
正解1
正解は「1(a・b)」。医薬品添付文書では、「警告」と「禁忌」が赤枠で囲んで記載され、特に注意を要する情報であることが一目で分かるようになっています。
中心型チアノーゼの原因となるのはどれか。
正解3
正解は「3」。中心型チアノーゼは動脈血そのものの酸素飽和度低下によるもので、右左シャントを伴うFallot四徴症が代表です。心原性ショックや寒冷刺激・閉塞性動脈硬化症は末梢循環不全による末梢型チアノーゼ、低血糖はチアノーゼの原因になりません。
外科的侵襲に対する反応で亢進しないのはどれか。
正解1
正解は「1」。外科的侵襲では異化が亢進し、グリコーゲンはむしろ分解されて血糖が上昇します。抗利尿ホルモン・カテコラミン・サイトカイン・アルドステロンはいずれも侵襲に対する生体反応として分泌が亢進します。
術後無気肺の徴候でないのはどれか。
正解5
正解は「5」。無気肺では換気できない肺胞が生じて低酸素血症となり、代償として頻脈・頻呼吸・呼吸困難が現れます。感染を伴えば発熱しますが、低体温は徴候になりません。
CO₂ナルコーシスの治療で正しいのはどれか。 a.ペーパーバッグを口に当てる。 b.高濃度酸素から投与を開始する。 c.NPPVを用いる。 d.人工呼吸管理を行う。 e.アシドーシスはできるだけ早く補正する。
正解4
正解は「4(c・d)」。CO₂ナルコーシスは換気不足による二酸化炭素の蓄積が原因なので、NPPVや人工呼吸で換気量を増やす治療を行います。aのペーパーバッグは二酸化炭素をさらに溜め、bの高濃度酸素は呼吸中枢の刺激を失わせて悪化させ、eの急激なアシドーシス補正も避けます。
手術患者の肺血栓塞栓症の予防法はどれか。 a.早期離床 b.酸素療法 c.抗血小板療法 d.抗凝固療法 e.弾性ストッキングの装着
正解3
正解は「3(a・d・e)」。肺血栓塞栓症の予防は下肢の静脈うっ滞を防ぐことが基本で、早期離床、弾性ストッキング(間欠的空気圧迫法)、リスクに応じた抗凝固療法が用いられます。bの酸素療法は治療、cの抗血小板療法は動脈血栓が対象です。
二次性高血圧症の原因となる疾患はどれか。 a.原発性アルドステロン症 b.Cushing症候群 c.Ebstein奇形 d.甲状腺機能低下症 e.褐色細胞腫
正解2
正解は「2(a・b・e)」。原発性アルドステロン症・Cushing症候群・褐色細胞腫はいずれも内分泌性の二次性高血圧の代表です。cのEbstein奇形は三尖弁の先天異常、dの甲状腺機能低下症は徐脈や低代謝を来し高血圧の原因にはなりません。
カテーテルアブレーション治療の適応となる不整脈はどれか。 a.WPW症候群 b.心室頻拍 c.発作性心房細動 d.洞不全症候群 e.Wenckebach型房室ブロック
正解1
正解は「1(a・b・c)」。WPW症候群の副伝導路、心室頻拍の起源、発作性心房細動の肺静脈起源はいずれも焼灼するアブレーションの適応です。dの洞不全症候群とeの房室ブロックは刺激伝導が働かなくなる病態で、ペースメーカの適応です。
ニューモシスチス肺炎について正しいのはどれか。 a.日和見感染症である。 b.病原体は寄生虫である。 c.胸部X線では無気肺を認める。 d.マクロライド系抗菌薬が有効である。 e.血中β-D-グルカン値は診断に有用である。
正解2
正解は「2(a・e)」。ニューモシスチス肺炎は免疫が低下した人に起こる代表的な日和見感染症で、真菌の細胞壁成分である血中β-D-グルカンが診断の補助になります。bの病原体は真菌(Pneumocystis jirovecii)、cの胸部X線ではびまん性のすりガラス陰影、dの治療はST合剤です。
子宮頸癌と関連するのはどれか。
正解4
正解は「4」。子宮頸癌のほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染が原因で、HPVワクチンによる予防が行われています。
胃潰瘍について正しいのはどれか。
正解1
正解は「1」。胃潰瘍の主な原因はヘリコバクター・ピロリ感染とNSAIDsです。2は出血すると黒色便(タール便)が生じ、3の潰瘍は粘膜下層より深く達し(粘膜にとどまるのはびらん)、4のプロトンポンプ阻害薬は治療の中心、5のNSAIDsは潰瘍を悪化させるため避けます。
正球性貧血はどれか。 a.サラセミア b.腎性貧血 c.再生不良性貧血 d.鉄欠乏性貧血 e.ビタミンB₁₂欠乏性貧血
正解3
正解は「3(b・c)」。腎性貧血と再生不良性貧血は赤血球の大きさが正常な正球性貧血です。aのサラセミアとdの鉄欠乏性貧血は小球性、eのビタミンB₁₂欠乏性貧血は大球性貧血です。
脳死判定基準に含まれるのはどれか。 a.深昏睡 b.平坦脳波 c.左右瞳孔不同 d.腱反射消失 e.自発呼吸消失
正解2
正解は「2(a・b・e)」。脳死判定基準は、深昏睡・瞳孔固定散大・脳幹反射消失・平坦脳波・自発呼吸消失の5項目です。cは瞳孔不同ではなく両側散大・固定、dの腱反射は脊髄反射なので脳死でも残ることがあり基準に含まれません。
閉塞性換気障害の判定基準はどれか。
正解5
正解は「5」。閉塞性換気障害は息を吐き出しにくくなる病態で、1秒率(FEV₁%)70%未満が判定基準です。%肺活量80%未満は拘束性換気障害の基準です。
2枚の同じ面積の金属平板A、Bを間隔dだけ離して平行に並べた。金属平板Aに電荷+Qを、金属平板Bに電荷−Qを与えた。その後、金属平板Bだけ動かし、最初の位置から10d離した。金属平板Aと金属平板B'の電位差は、金属平板Bを動かす前の何倍か。(図参照)
正解5
正解は「5」。電荷が一定なら極板間の電界の強さ E=Q/(εS) は距離に関係なく一定です。電位差は V=E×距離 なので距離に比例します。間隔は d から d+10d=11d になったので、電位差は11倍になります。
正しいのはどれか。 a.同軸ケーブルの特性インピーダンスは、ケーブルの長さに関係しない。 b.導線周りの磁束が変化すると、電界が導線に誘導される。 c.2.45GHzの電磁波の波長はおよそ12cmである。 d.電磁波の速さは真空の誘電率と透磁率の乗算に比例する。 e.直流電流に比例した電力の電磁波が発生する。
正解1
正解は「1(a・b・c)」。特性インピーダンスはケーブルの構造で決まり長さによりません。磁束の変化は電界(誘導起電力)を生じ、2.45GHzの波長は 3×10⁸÷2.45×10⁹≒0.12m=12cmです。dの電磁波の速さは 1/√(εμ) で乗算に反比例し、eの直流では電磁波は発生しません。
図の回路で、スイッチが①の状態で十分な時間が経過した後に、SWを②に入れた。正しいのはどれか。(図参照) a.回路の時定数は5μsである。 b.SWを②に入れた瞬間のV_Cの値は10Vである。 c.SWを②に入れた瞬間の回路に流れる電流は100mAである。 d.SWを②に入れてから5ms後のV_Rの値は約3.7Vである。 e.SWを②に入れてから十分時間が経過した後の回路に流れる電流は0mAである。
正解5
正解は「5(c・d・e)」。切り替えた瞬間はコンデンサの電圧が0Vなので、電流は 10V÷100Ω=0.1A=100mA 流れます。時定数は τ=RC=100Ω×50μF=5ms なので、5ms(=1τ)後の抵抗の電圧は 10×e⁻¹≒3.7V です。充電が終われば電流は流れなくなります。aの時定数は5μsではなく5ms、bの切り替えた瞬間のV_Cは0Vです。
図の回路で抵抗2.0Ωでの消費電力が2.0Wのとき、抵抗4.0Ωの消費電力[W]はどれか。(図参照)
正解2
正解は「2」。図では4.0Ωと2.0Ωが並列に接続されているので、両者にかかる電圧は同じです。2.0Ωの消費電力が2.0Wなので、P=V²/R より V=√(2.0×2.0)=2.0V です。4.0Ωにも同じ2.0Vがかかるため、消費電力は P=V²/R=2.0²÷4.0=1.0W となります。
共振周波数がfであるRLC直列回路がある。Cを求める式はどれか。(図参照)
正解5
正解は「5」。直列共振の条件は f=1/(2π√(LC)) です。両辺を2乗して整理すると f²=1/(4π²LC)、よって C=1/(4π²f²L) となります。
電子部品について正しいのはどれか。 a.ピエゾ素子は磁束密度を検出する。 b.CdSは光を受けると起電力が発生する。 c.フォトダイオードは受光量に関係なく一定電流が流れる。 d.オペアンプは多数のトランジスタで構成されている。 e.ツェナーダイオードは一定の電圧を得るために用いる。
正解5
正解は「5(d・e)」。オペアンプは内部に多数のトランジスタを集積した増幅回路で、ツェナーダイオードは逆方向の降伏電圧が一定であることを利用して基準電圧を得ます。aのピエゾ素子は力(圧力)を電圧に変換し、bのCdSは光で抵抗値が変わる素子(起電力は生じない)、cのフォトダイオードは受光量に比例した電流が流れます。
全波整流回路として正しく動作するのはどれか。(図参照)
正解1
正解は「1」。全波整流(ブリッジ整流)では、4個のダイオードがすべて「−端子側から+端子側へ」電流を通す向きに並びます。図から選ぶときは、4つの矢印がいずれも+端子のある右側を向いているものを探すのが早道です。1つでも逆を向いていると、入力を短絡してしまうか、片方の半周期しか流れず全波整流になりません。
図の回路でVᵢが1Vのとき、I[mA]はどれか。ただし、Aは理想演算増幅器とする。(図参照)
正解2
正解は「2」。図はVᵢが非反転入力(+)に入る非反転増幅回路です。反転入力(−)は仮想接地ではなく、イマジナリショートにより非反転入力と同じ1Vになります。接地との間にある10kΩにはこの1Vがかかるので、流れる電流は 1V÷10kΩ=0.1mA です。理想演算増幅器の入力端子には電流が流れ込まないため、この0.1mAがそのまま100kΩを通り、I=0.1mA となります。なお10kΩは入力抵抗ではなく帰還回路側の抵抗です。
図1の回路に図2の電圧を入力に加えたとき、出力されるのはどれか。(図参照)
正解3
正解は「3」。図1はコンデンサとダイオードによるクランプ回路です。ダイオードはカソード(帯のある側)が出力側、アノードが接地側を向いているので、出力が0Vより下がろうとすると順方向になって導通し、出力を0Vに抑えます。その結果、波形の形は変わらないまま全体が持ち上がり、谷が0Vに接して山が入力の2倍の高さになる選択肢3の波形になります。
AD変換について正しいのはどれか。 a.フラッシュ型AD変換器は高速変換に不向きである。 b.量子化ビット数を増やすと量子化誤差が小さくなる。 c.10kHzの信号を20kHzより低い周波数で標本化すると、元の信号を復元できない。 d.多チャンネル同時AD変換には、標本化保持(サンプルホールド)回路を用いる。 e.LSBに対応した電圧が大きいほど量子化誤差が小さい。
正解4
正解は「4(b・c・d)」。量子化ビット数を増やすと1段階の幅が細かくなり量子化誤差は小さくなります。標本化定理より元の信号を復元するには最高周波数の2倍を超える標本化周波数が必要で、多チャンネル同時変換にはサンプルホールド回路を使います。aのフラッシュ型は最も高速、eのLSBに対応する電圧が大きいほど誤差は大きくなります。
輝度分解能が8bitで、画素数10,000×10,000で構成された画像がある。この画像10枚を1Gbpsの伝送路で伝送するために必要な最短時間[s]はどれか。ただし、伝送時に圧縮符号化等の処理を行わず、画像構成データ以外のデータは無視する。
正解4
正解は「4」。1枚あたりのデータ量は 8bit×(10000×10000)=8×10⁸bit です。10枚では 8×10⁹bit となり、1Gbps(=1×10⁹bit/s)で送ると 8×10⁹÷1×10⁹=8秒 かかります。
図の網掛け部分に対応する論理式はどれか。ただし、図中の網掛け部分は論理値の1を表す。(図参照)
正解5
正解は「5」。網掛けはAの円の中で、BとCのどちらか一方だけと重なっている部分です。「Aであり、かつBとCのうち一方だけが1」という条件なので、A・(B・C̄+B̄・C) と表せます。
配列aの初期値が a[0]=49、a[1]=17、a[2]=38、a[3]=55、a[4]=26 であるとき、図のフローチャートの手順を適用した後の配列aの値はどれか。(図参照)
正解4
正解は「4」。これは隣り合う要素を比べて大きいほうを後ろに送るバブルソートの1周分です。49と17を交換して 17,49,38,55,26、49と38を交換して 17,38,49,55,26、49と55はそのまま、55と26を交換して 17,38,49,26,55 となります。
病院内にある業務システムを、インターネット上でソフトウェアを利用するクラウドサービスSaaS(Software as a Service)に移行する際の利点はどれか。 a.導入時の費用負担だけで済む。 b.保守・管理業務の負担が少なくなる。 c.導入後の利用量の増大に対応しやすい。 d.カスタマイズの自由度が増える。 e.ネットワーク障害に強くなる。
正解3
正解は「3(b・c)」。SaaSではサーバの運用や更新を提供事業者が担うため保守・管理の負担が減り、利用量が増えても契約の変更で対応しやすい利点があります。aは月額などの継続費用がかかり、dのカスタマイズの自由度はむしろ下がり、eはインターネット障害の影響を受けやすくなります。
情報セキュリティ対策に使われるファイアウォールの機能はどれか。
正解1
正解は「1」。ファイアウォールは内部ネットワークと外部ネットワークの境界で通信を監視し、あらかじめ定めた条件に合う通信だけを通します。2はパッチ管理、3は認証、4はウイルス対策ソフト、5は暗号化通信の制御で、いずれも別の機能です。
医用画像の保存や通信に使用する規格はどれか。
正解1
正解は「1」。DICOMは医用画像とその付帯情報の保存・通信に関する国際規格です。MFERは生体信号(心電図など)、HL7は診療情報の交換、ICD-11は疾病分類、POP3はメール受信の規格です。
システムの伝達特性でないのはどれか。
正解5
正解は「5」。ナイキスト周波数は標本化定理に関する概念で、AD変換で扱える最高周波数(標本化周波数の1/2)を指します。システムそのものの伝達特性ではありません。時定数・ゲイン・ステップ応答・インパルス応答はいずれも伝達特性を表します。
バネ定数400N/mのバネにおもりを吊るし単振動させたところ、周期は0.3sであった。おもりのおよその質量[kg]はどれか。ただし、空気抵抗は無視できるものとする。
正解3
正解は「3」。ばね振り子の周期は T=2π√(m/k) です。0.3=2π√(m/400) より √(m/400)=0.3/(2π)≒0.0477、両辺を2乗して m/400≒0.00228、m≒0.91kg となり、およそ1kgです。
図のような長さ10cm、直径Dの円柱の長軸方向に引張荷重Fをかけると1cm伸びた。円柱の材質のポアソン比が0.3であるとき、Dは何倍になったか。(図参照)
正解2
正解は「2」。縦ひずみは 1cm÷10cm=0.1 です。ポアソン比は横ひずみと縦ひずみの比の絶対値なので、横ひずみは −0.3×0.1=−0.03、つまり直径は3%縮んで0.97倍になります。
水の表面張力について誤っているのはどれか。
正解5
正解は「5」。表面張力は液体の表面積をできるだけ小さくしようとする向きに働きます。水滴が丸くなるのはそのためで、表面積を大きくするというのは誤りです。
流れにおけるベルヌーイの定理を表す式について正しいのはどれか。 a.完全流体に適用される。 b.重力とは無関係である。 c.温度をパラメータとして含む。 d.連続の式を導くことができる。 e.力学的エネルギー保存則が適用される。
正解2
正解は「2(a・e)」。ベルヌーイの定理は粘性のない完全流体(非圧縮・定常流)に適用され、力学的エネルギー保存則を流体に当てはめたものです。bの式には位置エネルギー(重力)の項が含まれ、cの温度は含まず、dの連続の式は質量保存則から別に導かれます。
図のように、直線上を観測者と振動数f₀の音源が互いに近づきながら移動している。観測者の速さをv₁、音源の速さをv₂とするとき、観測者の聞く音の振動数はどれか。ただし、音速をCとする。(図参照)
正解1
正解は「1」。ドプラ効果の式は f=f₀(C±v観測者)/(C∓v音源) です。観測者が近づくと分子の音速に速さが足され、音源が近づくと分母から速さが引かれます。両方が近づく場合は f=f₀(C+v₁)/(C−v₂) となり、振動数は最も高くなります。
値が上昇すると血液の粘性率が低下するのはどれか。 a.温度 b.電解質濃度 c.タンパク質濃度 d.ヘマトクリット値 e.血流のせん断速度
正解2
正解は「2(a・e)」。温度が上がると分子の動きが活発になり粘性率は下がります。また血液は非ニュートン流体で、せん断速度が上がると赤血球の連銭がほぐれて粘性率が低下します。b・c・dはいずれも上昇すると粘性率も上がります。
生物への影響を考慮した放射線量を示す単位はどれか。
正解3
正解は「3」。Sv(シーベルト)は吸収線量に放射線の種類ごとの生物学的な影響度を掛けた等価線量・実効線量の単位です。Bqは放射能、Gyは吸収線量、C/kgは照射線量、eVはエネルギーの単位です。
生体の光特性について正しいのはどれか。 a.メラニンは紫外光よりも可視光の吸収が大きい。 b.脂質はタンパク質に比べ紫外光の吸収が大きい。 c.水は可視光よりも赤外光の吸収が大きい。 d.核酸は可視光よりも紫外光の吸収が大きい。 e.ヘモグロビンは赤外光よりも可視光の吸収が大きい。
正解5
正解は「5(c・d・e)」。水は赤外光を強く吸収し、核酸は260nm付近の紫外光を強く吸収し、ヘモグロビンは可視光(特に青〜緑)をよく吸収します。aのメラニンは波長が短いほど吸収が大きく紫外光でより強く、bの紫外光吸収はタンパク質(芳香族アミノ酸)のほうが大きくなります。
医療機器の生物学的安全性評価で誤っているのはどれか。
正解4
正解は「4」。生物学的安全性評価では、接触する部位(表面・体内と体外を連結・体内)と接触期間(一時的・短期・長期)で分類して必要な試験を決めます。接触面積による分類は行いません。
血液と医用材料が接触したとき、最初に起こるのはどれか。
正解1
正解は「1」。材料が血液に触れると、まず数秒のうちにアルブミンやフィブリノーゲンなどの血漿タンパク質が表面に吸着します。その吸着層を足がかりに血小板が粘着・活性化し、続いて凝固が進みます。
人工肺のハウジング(外筒)に使われる材料はどれか。
正解3
正解は「3」。人工肺のハウジングには、透明で内部が観察でき、強度と成形性に優れるポリカーボネートが使われます。ポリ乳酸は吸収性材料、セルロースは透析膜、ポリウレタンは血液回路やカテーテル、ポリビニルアルコールは塞栓物質などに用いられます。
一酸化窒素吸入療法の有害事象として誤っているのはどれか。
正解5
正解は「5」。一酸化窒素は吸入すると肺血管だけを選択的に拡張し、血液中のヘモグロビンと速やかに結合して失活するため、全身の血管拡張による血圧低下は起こりません。他は一酸化窒素吸入療法で注意すべき有害事象です。
人工呼吸器関連肺炎(VAP)対策として正しいのはどれか。 a.約8時間ごとに口腔ケアを行う。 b.人工呼吸器回路を毎日交換する。 c.体動防止のため過鎮静にする。 d.患者を仰臥位で管理する。 e.人工呼吸器から離脱できるかどうか、毎日評価する。
正解2
正解は「2(a・e)」。VAP対策の基本は口腔ケアと、毎日の離脱評価による人工呼吸期間の短縮です。bの回路交換は汚染時のみで定期交換はかえって好ましくなく、cの過鎮静は避け、dは仰臥位ではなく30〜45度の頭部挙上が推奨されます。
人工呼吸器離脱が可能な状態として正しいのはどれか。
正解3
正解は「3」。PaCO₂ 45mmHgはほぼ正常範囲で、換気が保たれていることを示します。1のpH 7.20は高度アシドーシス、2のPaO₂ 40mmHg(室内気)は重度低酸素、4の1回換気量4mL/kgは不足、5の呼吸回数40/分は頻呼吸で、いずれも離脱できる状態ではありません。
高気圧酸素治療の禁忌はどれか。 a.肺気腫 b.緊張性気胸 c.気管支喘息発作 d.一酸化炭素中毒 e.コンパートメント症候群
正解1
正解は「1(a・b・c)」。緊張性気胸は絶対禁忌で、肺気腫(ブラを伴う)や気管支喘息発作も加圧・減圧で肺の過膨張や気胸を起こす危険があるため禁忌とされます。dの一酸化炭素中毒とeのコンパートメント症候群は適応疾患です。
人工心肺による体外循環時に使用する薬剤と使用目的との組合せで誤っているのはどれか。
正解3
正解は「3」。ハプトグロビン製剤は、溶血で生じた遊離ヘモグロビンと結合して腎障害を防ぐために用いるもので、出血の予防が目的ではありません。他の組合せは適切です。
ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)について誤っているのはどれか。 a.血栓症を起こす。 b.アルガトロバンを使用する。 c.血小板第4因子が関与する。 d.血小板輸血を行う。 e.ヘパリンコーティング回路を使用する。
正解5
正解は「5(d・e)」。HITでは血小板が減っていても出血ではなく血栓症が問題となるため、dの血小板輸血は血栓を助長する恐れがあり行いません。またeのヘパリンコーティング回路もヘパリンに触れることになるため使用しません。a〜cは正しい記述です。
開心術における心筋保護について正しいのはどれか。 a.人工心肺の送血回路から側枝を出して心筋保護液を注入する。 b.細胞内液型心筋保護液中のNa⁺濃度は細胞外液型より低い。 c.逆行性心筋保護では右室の心筋保護液灌流が不十分となりやすい。 d.血液併用心筋保護液では晶質液性心筋保護液より注入温度を低くする。 e.心筋保護液の初回注入量の目安は80mL/kgである。
正解3
正解は「3(b・c)」。細胞内液型心筋保護液は細胞内液に近い組成でNa⁺濃度が低く、逆行性(冠静脈洞から)注入では右室への灌流が不十分になりやすいという弱点があります。aは専用の注入回路から注入し、dの血液併用心筋保護液は中等度低温で用い、eの初回注入量は20〜30mL/kg程度です。
成人の人工心肺を用いた体外循環の操作条件で適切でないのはどれか。(図参照)
正解4
正解は「4」。中心静脈圧は脱血が良好であれば0〜5mmHg程度に保たれます。20mmHgは脱血不良や右心系のうっ滞を示す異常値で、適切な操作条件とはいえません。他の値は適正範囲です。
V-AECMO(PCPS)について正しいのはどれか。 a.抗凝固療法にはヘパリンを使用する。 b.左心室前負荷を増加させる。 c.ウェットラングとはガス交換膜からの血漿リーク発生である。 d.IABPとの併用は禁忌である。 e.高度大動脈弁閉鎖不全を有する患者への使用は禁忌である。
正解2
正解は「2(a・e)」。抗凝固にはヘパリンを使用し、高度な大動脈弁閉鎖不全があると逆行性送血が左室に逆流して左室が過伸展するため禁忌です。bは左室後負荷(前負荷ではなく)が増加、cのウェットラングは結露による性能低下で血漿リークとは別、dのIABPとの併用はむしろよく行われます。
臨床工学技士が行う人工心肺業務として誤っているのはどれか。 a.回路からの薬剤注入を行う。 b.留置カニューレから採血を行う。 c.回路の充填を行う。 d.術野でカニューレを回路に接続する。 e.開始前に患者の静脈から採血を行う。
正解5
正解は「5(d・e)」。dの術野でのカニューレ接続は医師の行為であり、eの患者の静脈から直接採血することも臨床工学技士には認められていません。aの回路からの薬剤注入、bの留置カニューレからの採血、cの回路充填はいずれも医師の指示のもとで実施できます。
血液浄化に関連して正しい組合せはどれか。 a.限外濾過 ― 溶質の濃度差による移動 b.拡散 ― 圧力差による移動 c.浸透 ― 溶媒の移動 d.半透膜 ― 細孔によるふるい分け e.吸着 ― 吸着材への溶解
正解4
正解は「4(c・d)」。浸透は半透膜を通した溶媒(水)の移動で、半透膜は孔の大きさによって通す物質を選別(ふるい分け)します。aとbは説明が入れ替わっており、限外濾過は圧力差、拡散は濃度差による移動です。eの吸着は溶解ではなく表面への付着です。
血液透析施行中、常時監視すべき項目はどれか。 a.血漿浸透圧 b.気泡 c.漏血 d.透析液圧 e.透析液エンドトキシン濃度
正解4
正解は「4(b・c・d)」。透析装置は気泡検知器・漏血検知器・圧力計により、気泡・漏血・透析液圧(および静脈圧)を常時監視しています。aの血漿浸透圧とeの透析液エンドトキシン濃度は、その場で連続監視する項目ではありません。
緊急透析用バスキュラーアクセスとして最も利用されるのはどれか。
正解1
正解は「1」。緊急で透析が必要なときは、内頸静脈や大腿静脈にダブルルーメンカテーテルを留置するカテーテル法が最もよく用いられます。内シャントは作製後に成熟期間が必要なため緊急時には使えません。
維持透析患者の食事で摂取制限に特に留意すべき成分はどれか。 a.脂質 b.リン c.塩分 d.カリウム e.炭水化物
正解4
正解は「4(b・c・d)」。維持透析ではリン(高リン血症と骨代謝異常)、塩分(体液貯留と高血圧)、カリウム(高カリウム血症による不整脈)の制限が特に重要です。aの脂質とeの炭水化物はエネルギー源として十分に摂る必要があります。
慢性維持血液透析の治療指標で無次元数はどれか。
正解3
正解は「3」。Kt/Vは、クリアランスK[mL/分]×透析時間t[分]を体液量V[mL]で割った値なので単位が打ち消し合い、無次元数になります。他の指標はいずれも単位をもちます。
2つの分離器を同時に使用するアフェレシス治療はどれか。 a.血漿吸着法 b.単純血漿交換法 c.血液直接灌流法 d.血球成分除去療法 e.二重濾過血漿分離交換法
正解2
正解は「2(a・e)」。血漿吸着法は血漿分離器と吸着器、二重濾過血漿分離交換法は血漿分離器と血漿成分分画器という、2つの分離器を直列に使います。b・c・dはいずれも分離器を1つしか使いません。
電気メスの対極板の電極部分が2つに分かれている理由はどれか。
正解2
正解は「2」。2分割対極板では、2つの電極間のインピーダンスを常に測定しています。対極板が剥がれたり接触面積が減ったりするとインピーダンスが変化するため、接触不良を検知して出力を止めることができます。
除細動器内部コンデンサの静電容量が150μFで、設定エネルギーが300Jの場合、除細動に用いる充電電圧[V]はどれか。ただし、内部損失がないものとする。
正解4
正解は「4」。コンデンサに蓄えられるエネルギーは E=(1/2)CV² です。300=(1/2)×150×10⁻⁶×V² より V²=600÷(150×10⁻⁶)=4×10⁶ となり、V=2000V です。
経皮的冠動脈インターベンション治療(PCI)について正しいのはどれか。
正解2
正解は「2」。PCIでは拡張した血管が再び狭くなるのを防ぐためステントを留置します。1のIVUSは病変評価に有用で禁忌ではなく、3のカテーテルはX線透視下に挿入、4のバルーン拡張圧は10〜20気圧程度、5の合併症に備えて補助循環装置の準備が必要です。
正しい組合せはどれか。 a.ArFエキシマレーザ ― 冠動脈形成術 b.Arレーザ ― あざ治療 c.Rubyレーザ ― 網膜凝固 d.Nd:YAGレーザ ― がん治療 e.CO₂レーザ ― 切開
正解5
正解は「5(d・e)」。Nd:YAGレーザは組織深達性があり内視鏡下のがん治療に、CO₂レーザは水に強く吸収され浅く止まるため切開に用いられます。aの冠動脈にはXeClエキシマレーザ、bのあざ治療は色素レーザやルビーレーザ、cの網膜凝固はアルゴンレーザが主に使われます。
心電図の計測で商用交流雑音対策に用いられるのはどれか。 a.移動平均処理 b.加算平均処理 c.差動増幅器 d.ハムフィルタ e.ACラインフィルタ
正解4
正解は「4(c・d)」。商用交流雑音は両電極に同じように乗る同相雑音なので、差動増幅器で打ち消し、残りをハムフィルタ(50/60Hzの帯域除去フィルタ)で除去します。a・bの平均処理は高周波雑音や微弱信号の抽出用、eのACラインフィルタは電源側の雑音対策です。
誘発脳波計測について誤っているのはどれか。
正解5
正解は「5」。誘発脳波は自発脳波(安静時脳波)に埋もれるほど微弱なため、刺激に同期した加算平均処理で取り出します。電位変動が大きいというのは誤りです。
図は標準12誘導心電図の誘導法を電気回路で表したものである。図の誘導はどれか。(図参照)
正解4
正解は「4」。図は左手に測定電極、右手と左足を抵抗を介して結合したものを基準としており、これは増大単極肢誘導のaVLに相当します。同様に右手を測定電極にすればaVR、左足ならaVFです。
熱希釈式肺動脈カテーテルで計測できないのはどれか。
正解2
正解は「2」。肺動脈カテーテルは右心系に留置するため、中心静脈圧・肺動脈圧・肺動脈楔入圧・心拍出量・混合静脈血酸素飽和度が測定できます。左室収縮期圧を直接測ることはできません(楔入圧が左房圧の目安になります)。
耳用赤外線体温計による体温計測について誤っているのはどれか。
正解1
正解は「1」。耳用赤外線体温計は鼓膜から自然に放射されている赤外線を受動的に検出するもので、こちらから赤外線を照射するわけではありません。他の記述は正しい内容です。
ランベルト・ベールの法則が成立する吸光度測定で正しいのはどれか。 a.吸光度は透過率に比例する。 b.吸光度は光路長に反比例する。 c.吸光度は-1〜1の範囲の値で表す。 d.モル吸光係数は物質によって異なる。 e.透過光の強度は光路長に対して指数関数的に減少する。
正解5
正解は「5(d・e)」。モル吸光係数は物質ごとに決まる固有の値であり、透過光の強度は光路長に対して指数関数的に減少します。aの吸光度は透過率の逆数の対数、bは光路長に比例、cの吸光度は0以上の値をとります。
内視鏡画像計測について正しいのはどれか。 a.ファイバスコープは先端に光源が装着されている。 b.狭帯域光を用いて毛細血管を強調表示できる。 c.カプセル内視鏡は小腸病変の診断に使われる。 d.ファイバスコープは画像が記録できない。 e.電子内視鏡は光源装置が不要である。
正解3
正解は「3(b・c)」。狭帯域光観察(NBI)は粘膜表層の毛細血管を強調して表示でき、カプセル内視鏡は従来届きにくかった小腸の観察に用いられます。a・eの光源はいずれも本体の光源装置から導き、dのファイバスコープもカメラを付ければ記録できます。
装置から生体に物理的エネルギーを加えて計測するのはどれか。 a.超音波診断装置 b.X線CT装置 c.PET装置 d.SPECT装置 e.光トポグラフィ装置
正解2
正解は「2(a・b・e)」。超音波診断装置は超音波、X線CTはX線、光トポグラフィは近赤外光を体外から加えて計測します。cのPETとdのSPECTは体内に投与した放射性医薬品から出る放射線を受け取る方式で、装置側からエネルギーを加えません。
皮膚を通して生体内に伝達される物理的エネルギーによって、生体に何らかの不可逆的な障害が生じるとされているエネルギー密度の下限はどれか。(図参照)
正解3
正解は「3」。生体に不可逆的な障害を生じるエネルギー密度の下限は、およそ100mW/cm²とされています。診断用の超音波や光の出力は、これを十分下回る値に抑えられています。
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。 a.動脈血の酸素分圧を計測している。 b.2種類の赤色光によって計測している。 c.発光ダイオードとフォトダイオードが用いられる。 d.マニュキュアは誤差の要因となる。 e.強い外光は誤差の要因となる。
正解5
正解は「5(c・d・e)」。パルスオキシメータは発光ダイオードとフォトダイオードで透過光を測り、マニキュアや強い外光は誤差要因になります。aは酸素分圧ではなく酸素飽和度を計測し、bは赤色光と赤外光の2波長を使います。
JIST0601-1で規定されている「使用の準備が完了」を示す表示光の色はどれか。
正解5
正解は「5」。JIS T 0601-1では表示光の色を、赤=警告(直ちに対応が必要)、黄=注意、緑=使用の準備が完了、その他の情報は青または白と定めています。
JIST1022の規定で一般の人工透析室に設けなければならない電気設備はどれか。 a.保護接地 b.等電位接地 c.非接地配線方式 d.無停電非常電源 e.一般非常電源
正解2
正解は「2(a・e)」。一般の人工透析室はカテゴリーBの医用室にあたり、保護接地と一般非常電源が必要です。bの等電位接地とcの非接地配線方式は、心臓カテーテル室や手術室などカテゴリーCの医用室で求められます。
図の漏れ電流測定においてJIS T 0601-1で規定する正常状態の許容値[μA]はどれか。(図参照)
正解3
正解は「3」。図はクラスⅠのME機器の外装から大地へ流れる接触電流の測定です。JIS T 0601-1では接触電流の許容値を、正常状態100μA、単一故障状態500μAと定めています。
ME機器の保守点検で正しいのはどれか。
正解5
正解は「5」。故障点検は、不具合が起きたときにその原因を突き止めるために行う点検です。1の外観点検は手で触れて確認する内容も含み、2の作動点検は使用中や使用後にも行い、3の安全性点検にオーバーホールは含まれず、4の性能点検は数値で測る定量的試験です。
医療ガスと高圧ガス容器保安規則で定められている塗色区分との組合せで誤っているのはどれか。
正解4
正解は「4」。高圧ガス保安法(容器保安規則)の塗色では、酸素は黒、二酸化炭素は緑、その他のガスはねずみ色と定められており、亜酸化窒素はねずみ色です。青色は医療ガス配管(JIS T 7101)で亜酸化窒素に使う識別色で、ボンベの塗色とは別の規定です。
あるME機器の定常アベイラビリティが0.9、MTTRが20日のとき、MTBF[日]はどれか。
正解3
正解は「3」。定常アベイラビリティは A=MTBF/(MTBF+MTTR) で表されます。0.9=MTBF/(MTBF+20) より 0.9MTBF+18=MTBF、0.1MTBF=18 となり MTBF=180日です。
EMCに関連する国際規格で推奨されている携帯電話と植込み型医療機器との離隔距離[cm]はどれか。
正解2
正解は「2」。植込み型医療機器への電磁干渉を避けるため、携帯電話などの無線機器は15cm以上離すことが指針で推奨されています。
医薬品医療機器等法の医療機器の人体に及ぼすリスク分類で、高度管理医療機器はどれか。 a.輸液ポンプ b.除細動器 c.人工呼吸器 d.MR装置 e.X線CT装置
正解1
正解は「1(a・b・c)」。輸液ポンプ・除細動器・人工呼吸器は、不具合が生じると生命に重大な影響を与えるためクラスⅢ以上の高度管理医療機器に分類されます。dのMR装置とeのX線CT装置はクラスⅡの管理医療機器です。